大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム |
トウガラシ飛騨方言 |
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私:トウガラシ唐辛子はナス科の一年草。南米大陸原産で、日本には慶長年間(1596-1614)に渡来し、畑作で栽培されて品種も多い。漢名は蕃椒、辣椒。別名が、そらみとうがらし、なんばんこしょう、こうらいこしょう、など。飛騨方言は、こしょー、とんがらし、なんば、なんばん、など。 君:あら、共通語の異名も飛騨方言も大差はないわね。 私:まあ、そんなところだ。恥ずかしながら、今夜の記事は不作というべきか。 君:気を取り直して。唐辛子の方言量は? 私:ざっと百だね。でも、ほぼ全てが音韻変化で直感的に理解できる内容で、要は地名(とう、から、なんばん、こうらい、など)+品名(こしょう、うり、など)に集約されるといっても過言ではない。 君:要は、外国+スパイス、という意味ね。 私:そう。そして、トウガラシは5モーラなので短呼化という事で、あらゆる音韻に変化したという事のようだ。 君:トウモロコシの方言学と同じで、あっという間に全国に広まったので方言量が多いという事じゃないかしら。 私:多分、そうだ。 君:蕃椒は何と読むのかしら? 私:ばんしょう、だが、中国語の読みは不明。 君:辣椒は? 私:ピンイン、làjiāo (la4 jiao1)、らしいが、・・・これって、ぺッパーじゃないだろうか。 君:なるほど。ペッパー警部ね。ほほほ |
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