飛騨の人間しか判らない随筆と言う事で、当サイトも、ことふりにたれど、いよいよ佳境です。
表題の通りですが、ただ今ネット検索した所、乗鞍さん・乗鞍様・乗鞍殿、等々、乗鞍を敬称で記載するウエブサイトは
皆無でした。勿論、乗鞍岳、これは相当ヒットします。
でも敬称じゃない。ゴツゴツとした乗鞍だから乗鞍岳で決まり、
富士山岳をキーワードにするとヒットゼロ、つまり彼女は女性ですか。
乗鞍は飛騨の益荒男ますらお、なのですね。
乗鞍は男性です。彼は富士山みたいな女性じゃありません。
だから男が男に惚れた、佐七は乗鞍が好き。
ところで乗鞍の弟・木曽の御岳、木曽の御岳さんテなんじゃらホイ、という事で
木曽節を検索しましても、御岳山、と言う事でした。
つまり富士山にして然り、山岳というものは敬称で呼ばれるとアウトです。
尊敬される山は呼び捨てに限るというわけです。
オンタケサンも御嶽山という意味です、御岳様じゃありません。
よかったですね。
そりゃそうでしょう。
他所様に対して父親の事をお披露目するのに父親に敬称を使う子供がいますか。
呼び捨てに決まっています。
と言う事で実はこれが言いたい。先ほど来、高山市公式サイトはじめ
飛騨のウエブサイトのトップ頁で飛騨の景色が背景であった
その背景とは、これがなんとすべて乗鞍。
つまりは飛騨の人間にとっては、少なくとも高山・古川はじめ乗鞍が
拝める地域の人にとっては乗鞍とは父親みたいに自分を遠くから
見守ってくれる存在という訳でした。
だから呼び捨ての父親・乗鞍。しゃみしゃっきり。
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