大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 心理学

ダイハラ

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僕:携帯アプリのLINEの愛好者は多いが、好きな言葉を登録しておくとネット情報が得られる。「方言」で登録していたら昨日は「ダイハラ」の記事に触れる事が出来た。
君:ダイ、はダイアレクト、つまり方言を示すのね。
僕:そう。同語にてネット検索すると幾つかの日本語記事がヒットする。
君:簡単に要約してね。
僕:御免蒙りたい。要は、職場で方言が出る事による人間関係のもつれ、という事になるが、どうも言葉がいただけないね。勿論、学術語ではない。さりとて今年の流行語になりそうもないし。言ってる意味、わかるかな。
君:ええ、わかるわよ。英語では正しくは何というのかな、という事でしょ。
僕:そう。件の日本語ネット記事は「ダイハラとはダイアレクト・ハラスメントの略」という記載に終始しているが、正しくは dialectal harassment だろう。今夜は英語だけのお話に限らせていただきたい。
君:名詞+名詞はアウトで、形容詞+名詞が正しいという事かしら。
僕:まあそんなところだ。グーグルでトップに出たのが Analyzing and learning the language for different types of harassment as published by PLOS.
君:PLOS とは?
僕:PLOS (Public Library of Science、旧略称:PLoS)は、オープンアクセスの学術雑誌や科学文献(英語版)を発行する出版社。設立: 2000年10月。PLOS Biology, PLOS Climate, PLOS Computational Biology, PLOS Digital Health, PLOS Genetics, PLOS Global Public Health, PLOS Medicine, PLOS Neglected Tropical Diseases, PLOS ONE, PLOS Pathogens, PLOS Sustainability and Transformation, PLOS Water の雑誌を発行する。
君:自然科学系ね。お医者様には必須の情報源ね。
僕:PubMed に比し新興勢力というわけだ。アメリカの底力。いまや日本は三等国。
君:それはいいから上記の論文の要約をお願いね。
僕:はいはい。Twitter 社のツイート内容を分析した論文。著者らは膨大な攻撃文を整理統合し、五分類出来る事を明らかにした。five contextual types for harassment, namely, (i) sexual, (ii) racial, (iii) intellectual, (iv) appearance-related and (v) political
君:つまりは方言のハラスメントは(iii) intellectualの下位分類という事ね。
僕:ははは、どうかな。方言という言葉は必要ない。要は知識をひけらかして相手を攻撃する事を言うんだよ。たまたま、あげつらう内容が相手の言い回しという事。
君:きつい言い方ね。ハラスメントに近いわよ。
僕:ははは、待ってたぞ、その言葉。それを「ハラハラ」と言うんだよ。
君:ハラハラ?
僕:他人のどんな意見も、すぐにハラスメント呼ばわりする事。【ハラスメント大全2022】職場で起こる40種類のハラスメント一覧 こうなってくると言葉のお遊びでんな。ぶっ
君:どうも日本人はこの手の言葉遊びがお好きなようね。ほほほ

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