大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

ささって(=あさっての次の日)3

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私:飛騨方言ささって、これの語源については、再明後日先明後日、の説がある事を紹介した。更に続きを考えよう。
君:えっ、まだ何か別の考えがあるのね?
私:ああ。ここは言葉遊びのサイトなので、他にも語源になりそうなものがあるかも知れない、とちょいと考えてみた。
君:つまりは佐七流の怪しげな説というわけね。誰も信じないわよ。
私:語源というものは真相が不明な以上、可能性は全て考えておく必要がある。がはは
君:可能性とは?
私:あさつて、これは明日の次の日、つまり今日の二日後、これは古語でもあり、現代語でもあり、また方言量は1、つまりは全国共通。重要な日本語である事は間違いない。
君:ええ、それは当たり前ね。
私:つまりは、ささって、は、あさって、に何らかの接頭語がついた言葉であり、これが音韻変化してしまったので、その接頭語がなにかよくわからない、という命題である事に帰結する。
君:確かにそうかもしれないけれど、言葉というものは気まぐれなものなのよ。
私:いや、それでは困るんだ。僕の考えとしては、今日の二日後があさって、であるとすれば、あす明日のあさってが、ささって。つまりは、何のことは無い、ささって、の語源って、あすのあさって、という事じゃないか。
君:ほほほ、つまりは、あすのあさつて>すのあさつて>すあさつて>さあさつて>ささつて、と音韻変化したのでは、と仰りたいのね。
私:如何にも。和語同士の合成語であるし、意味もピッタリ。
君:但し、古語辞典にそのような言葉の記載が無いので、実証ができない。 ほほほ

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