大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 文法

終助詞・も

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古語にみられる終助詞・も、が飛騨方言では しばしば用いられます。 元来は詠嘆の意味であったのでしょうが、 実際には単なる口調という事のようです。 但し文例、つまり接続は限られるようです。例えば、
 そうであらずも。
 (=そうなのでしょうねえ。)

 佐七ゃのままいも。
 (=佐七はのむまいでしょうねえ。)

 こりゃうまいも、なあ。
 (=これはうまいです、ねえ。)

 大学生三人で仕送りゃ大変やも。
 (=・・仕送りが大変なのよねえ。)
ですが、も、は省略可能で、 "そうであらず。佐七ゃのままい。こりゃうまい。大変や。" とも言えます。

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