現代共通語でも用いられる終助詞・て、 ですが、 古語の助詞でもあり、 近世語のようです。 感動の意を表し、文を言い切った形につく、とあります(文例・近松)。 文例ですが、 だしかんて。おりゃ払うさ。 (=だめですよ。この場は私がはらいます。) あほらしょて。話にならんぞ。 (=馬鹿らしくて。話にならないね。) そうなんやて。 そやて。 (=そうなんだよ、まさに。) おう、くうって! 好物やも。 (=はい、たべますとも。好物だから。)
だしかんて。おりゃ払うさ。 (=だめですよ。この場は私がはらいます。) あほらしょて。話にならんぞ。 (=馬鹿らしくて。話にならないね。) そうなんやて。 そやて。 (=そうなんだよ、まさに。) おう、くうって! 好物やも。 (=はい、たべますとも。好物だから。)