飛騨方言で、自動詞・いきる、というのがありますが、とてもとても暑くて息が苦しいほどである、という意味です。
共通語のいきりたつという動詞は、この、いきる、という動詞からきているようです。
飛騨もフェーン現象なのか、とにかく真夏の日中の暑さは都会と変わりません。がしかし、日も落ちて夜になるとひんやりとして、
それはそれは過ごしやすいわけですが。昼はとにかくいきるわけです。
自動詞ですので、共通語の自動詞・生きる、活きるなどと活用は同じです。また、アクセントもほとんど同じです。
い、にアクセントがある事も、また、き、にアクセントがある事もありましょう。
また、飛騨方言では、みずあび、は、みずあべ、です。勿論、あびる、という共通語の動詞は飛騨方言では、あべる、といいます。
共通語では上一段、飛騨方言では下一段、というわけです。また飛騨で水泳といえば、普通は川遊び、あるいは学校のプール、
時には池、沼、の事もありましょう。
句意ですが、とにかく川の水もプールの水もめちゃくちゃ冷たいのです。
私の小学校のプールですが、なんとプールのそばに井戸が掘ってあり、そこからポンプで汲み上げていました。
プールの水は一週間に一度程度、プール掃除をしては総入れ替えをしていたのです。
つまりは総入れ替え初日は特にそプールの水の冷たいの何の、まるで凍っているような感じでした。
がしかし、プール遊びは楽しい。
冷え切ってしまい唇が紫になると、近くの河原へそのまま素足でいって、焼け上がった岩に抱きついてあったまるのです。
また、汗をかき始めると、プールに戻りドブン、これをプール終了時刻まで何度繰り返した事でしょう。
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