大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 古代

日本語の歴史

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  • 日本語はどのように文字を獲得したか、金印にあり
  • 五世紀ころから中国との国交に依り漢字を習得
  • 大宝律令、十七条憲法の漢字表記
  • 雄略天皇が中国に漢字の中国語で宋書倭国伝を送る
  • 法隆寺薬師如来坐像に日本語文法で漢字表記
  • 漢字の音による日本語表記
  • 漢字の訓読の発明
  • 更に漢字の音と訓の両方を利用する万葉仮名の発明により古事記、万葉集、日本書紀を完成させる
  • 万葉仮名により喋り言葉の表記が可能になる
  • 奈良時代は八母音である事の発見
  • 文字を崩したり端折って書く草仮名の発明
  • さらにそれを発展し、ひらがなを発明
  • ひらがなに宮中の女性が飛びつく
  • ひらがなと同時に仏門の僧が勉強効率化の為にカタカナを発明
  • 鎌倉武士が漢字を組み合わせにより新しい日本語を発明、カヘリゴト転じて返事(へんじ)他、火事、無骨、大切、等
  • 室町時代、京都の公家が地方武士に言葉や礼儀作法を教育、武士に狂言に見られるような京言葉が浸透
  • 織田信長が京言葉が流暢な明智光秀を重用
  • 徳川幕府の藩政により諸国に方言が発生
  • 江戸に山の手言葉と下町言葉の二つの方言が誕生
  • 寺子屋に往来物(マンガ)が使用される、その数7000種
  • 浮世風呂等に江戸の話言葉が記載される
  • 明治維新政府が直面した日本語バラバラ(方言)問題
  • 明治五年に学制発布、統一された日本語が誕生
  • 小学校制度が発足
  • 山の手言葉を日本の標準語と定める、「・です」に統一
  • おかあさん、僕、君、等、地方語の一部を標準語と定める
  • 小学読本の発行、アメリカの教科書を漢文訓読調に翻訳
  • 外来語をそのまま呼ぶ日本語の流行
  • 文学者達が造語を創作、福沢諭吉か演説を発明
  • 以後は和製漢語、電話・人民・共和、等、が中国に輸出され、美白等、現在も傾向が続く
  • 明治の小説家達による原文一致運動のうねり、二葉亭四迷・浮雲、森鴎外・舞姫、尾崎紅葉・多情多恨
  • 「である」の文体で夏目漱石・吾輩は猫である、がヒット
  • 明治33年、小学校令の改正、読書・作文・習字の三教科を統一し、国語、が誕生
  • ひらがなは一音につき一字の標準化により48文字に統一、変体仮名を廃し、現在の50音が完成
  • 公式文書、教科書を漢字・片仮名の文語体に統一
  • 戦後に憲法をはじめ文語体・片仮名から口語体・平仮名の表記に統一
  • バリ万博に日本人の話言葉のレコード発見
  • 戦前、東京放送局がラジオ放送を開始、標準語の音声が全国に流れるが、漢文訓読調が主流
  • 昭和10年、全国に向けて平易な話かけ言葉による学校放送の開始
  • 同放送には教師の時間の朗読口座も開始され、標準語の正しいアクセントや発音の指導がなされた
  • 昭和11年、ベルリンオリンピックで前畑優勝の実況中継を全国民がラジオ放送で聴く
    私:国語学者の先生による監修がなされているし、知識の整理には役立つね。
    君:民放のバラエティ番組よね。話題が話題だけに、国民の皆様全員に判り易く、という事を主眼に制作されたのよね。
    私:中央での言葉の変遷、という事で飛騨方言の研究にはあまり役立たないが内容としては結構、楽しめた。
    君:リスト作りご苦労様。
    私:最近は忘れっぽくて、何でもかんでも書いておかないと。
    君:方言がどうして出来てしまうのか、江戸時代の幕藩体制が主たる原因なのかしらね。
    私:そのように単純に考えいただいては困る。三十分ほどの短い番組で日本語の歴史を語る訳だから、あれこれ重要な事が抜けているのだが、仕方ない事。この番組がきっかけになれは良い。
    君:あなたが方言に興味を待つようになったきっかけは?
    私:高校三年の現国の担任。榎戸先生がちらっと十分ほど方言周圏論をお話しくださった事だね。心に電撃が走った。それに、その日の続いての話題の事も心に電撃が走った。
    君:続いての話題とは?
    私:「さざんか」という言葉だ。
    君:山茶花がどうしたの?
    私:おかしいと思わないか。「さんさか」だろ。
    君:あら、やっと気づいたのね。
    私:失礼な事を言いなさんな。僕が気づかされたのは50年ほど昔の高校の国語の授業だぜ。元々は「さんさか」と呼んでいたのだよね。言海・大言海には「さんちゃ山茶」の記載しかない言葉なんだ。
    忘れじの君:50年前の国語のホンの一瞬の先生のお言葉を・・記憶力いいわね。それって、生涯忘れる事の出来ない恋人からの一言みたいな雰囲気ね、ほほほ。音位転換、倒語と言う現象よ。新しい(アラタシ → アタラシイ)、舌鼓(シタツヅミ → シタヅツミ)、秋葉原(アキバハラ → アキハバラ)、いくらでもあるわよ。ほほほ
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