大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

かかれにかかれ○●●▼○▼○

戻る

別稿に飛騨方言・かかれの語源について 近隣県の同意語からの推察下一段動詞欠けるの命令形かかりあい を記載しています。

語源はさておき、飛騨方言・かかれ、の意味は、 いいかげん、杜撰(ずさん)、でたらめ、ゆきあたりばったり、等々 の意味です。かかれな仕事といえば、仕事に値しない仕事という意味 になってしまいます。

そして、表題の意味ですが、やはりインターネットというのは どなたが閲覧されるかわからないので努めて教条的な事を 書かねばならないのでしょうが、そこはそれ、言葉の遊びという事で。 かかれにかかれ、とは、いい加減な取り組み方をしなさい、という意味です。 出鱈目な取り組み、つまりは博徒のような運を天まかせの サイコロ賭博のような取り組みをしなさい、という意味ではありませんが、 だいたいあっていればよい、手抜きしてやればよい、 というような意味で用いられます。

もともとの意味は、かかれ、というのは、かく+あれ、のようですね。 つまりは、かかれに、の副詞句の意味は、斯くあるべきように、 だったのでしようが、飛騨方言では、適当に、という意味です。 それでも、適当に、といえば文字通りは適う・当たるですが、 適当に、と言う言葉は、かなわなくてもよい・あたらなくてもよい、という 実は正反対の意味で用いられていますね。 しゃみしゃっきり。

ページ先頭に戻る