別稿に飛騨方言・かかれの語源について
近隣県の同意語からの推察、
下一段動詞欠けるの命令形、
かかりあい
を記載しています。
語源はさておき、飛騨方言・かかれ、の意味は、
いいかげん、杜撰(ずさん)、でたらめ、ゆきあたりばったり、等々
の意味です。かかれな仕事といえば、仕事に値しない仕事という意味
になってしまいます。
そして、表題の意味ですが、やはりインターネットというのは
どなたが閲覧されるかわからないので努めて教条的な事を
書かねばならないのでしょうが、そこはそれ、言葉の遊びという事で。
かかれにかかれ、とは、いい加減な取り組み方をしなさい、という意味です。
出鱈目な取り組み、つまりは博徒のような運を天まかせの
サイコロ賭博のような取り組みをしなさい、という意味ではありませんが、
だいたいあっていればよい、手抜きしてやればよい、
というような意味で用いられます。
もともとの意味は、かかれ、というのは、かく+あれ、のようですね。
つまりは、かかれに、の副詞句の意味は、斯くあるべきように、
だったのでしようが、飛騨方言では、適当に、という意味です。
それでも、適当に、といえば文字通りは適う・当たるですが、
適当に、と言う言葉は、かなわなくてもよい・あたらなくてもよい、という
実は正反対の意味で用いられていますね。
しゃみしゃっきり。
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