大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 人物

山口幸洋

戻る

私:先ほどはLINEニュースがあり、へえ・こんな方がいらっゃったのか、と知った。「地方を軽く見ていやしないか」重鎮・金田一春彦に「無型アクセント」の起源で挑んだ“方言学者” 配信 2023年5月27日 06:00更新 2023年5月27日 13:32 SBS NEWS静岡放送(SBS)
君:簡単に一言でお願いね。
私:無型アクセントは日本古来のアクセント。
君:山口幸洋についても。
私:浜松の出身。高卒後、家業のプロパン店を継いだが、方言にのめり込み、半ば独学、静岡大講師を経て同大教授で退官。著書多数。
君:わざわざご紹介しようと思ったきっかけは?
私:所謂、無型アクセント(崩壊アクセント)は福島方言と日向方言に代表されるけれど、実は両地域以外に全国にわずかながら残っている地方もある。若しかしてと思い、先ほどはネット検索したが、思った通りだった。静岡県は浜松と寸又峡あたりが無型アクセントの地域。山口先生は隣町の豊橋などでは東京式アクセントなのにどうして浜松という限定された地域が無型アクセントなんだろう、と疑問に思われたに違いない。それが方言学へのきっかけだったのじゃないかな。彼の著書は読んだことがないし、世の中には僕の知らない事が多すぎる。僕にとって方言学の研究は始まったばかり。
君:佐七君はどう思うの?
私:うん、素直に山口理論を信ずる。基層説というやつだ。日琉祖語にはアクセントがなかったのじゃないか。大和朝廷成立前に日本全土に日本人が住み、和語が話されていた。当時のアクセントがなんと東京式。ところが都は京都で固定され畿内アクセントが成立し、畿内全域に広まったが、日本全国には広まらなかった。ざっとこのような筋書きになると思う。
君:推論が大胆すぎるわよ。突拍子もないと思われちゃうわよ。
私:著書を残すと後世にさらされ、あまつさえ誤謬を指摘されるリスクすらある。僕の場合はウエブサイトから発信、つまりネット活動しかしていないので大丈夫。e-publish でもない。雑記だ。
君:別に誰に佐七の名前を覚えてもらわなくても何とも思わないという事ね。
私:そう。アドラー心理学。人生が残り少ないので、僕は僕だけのテーマを追う。
君:事実は逆ね。先生とは、書くのが好きという事、田舎の出身、昭和の出身、意外や二人とも太平洋側、等々、幾らでも共通項があるわよ。ほほほ

ページ先頭に戻る