2  どこまでも自然体


20代に作成した詩集を編集し妻の還暦に贈呈、今後の二人はどう生きていくべきかを遅まきながら考える事にした。まず健康でいる事が周りの人に迷惑を掛けない事と、残り少ない人生を精いっぱい生き抜き後世の為に少しでも役に立とうとする事を考えた。私達は、昭和の時代を懸命に生き苦悩しながら時には楽しみながら年を経て来た。人は言う。いい時代に生きて来たね。何時の時代も、昔は良かったと言う。戦後の食糧難に芋の蔓を食べ道端の雑草を食べ生きて来た。母親は少ない食べ物を夫や子供に優先して食べさせてきた。そして何とか現在が有る。飽食の時代、補助金制度が住民を守るから安心とか、子供達は自由放任主義がいいとか言われてきた。しかし、この事が今になって付けが回ってきたようにも思う。老人が何を言うと言われてもいい思いつくまま呟いてみようと思う。

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