3 夢よ開け現実に向かって

「僕の夢」

君が僕の
うん ・・・と言ったなら
嬉しいことだろう・・・。
君は僕の
腕の中にいて微笑む
それだけで
互いに心が通じ合う
たくましい僕が
優しい君を守る
そんな夢を見た
物音に目を開けてみると
外は音もなく
雨が降っていた
そっと目をつむる・・・・・・

「君と現実と夢」

夢を現実にしたい
いつか努力が実ったら
あの娘にバック、靴とワンピース
きれいな色の傘を
舌もとろける食べ物を
買ってあげよう
二人で
好きな車に乗って
行きたいところへ行こう
小さなきれいな、おうちを建てて
そこから毎日通勤しよう
夕飯時には
可愛い子どもと
きみと私と母も居て
時には、君の母姉兄が
私の妹、弟も居て
笑いが絶えない
毎朝、
君の目の覚めるような
白いエプロンの
姿と共に一日を過ごし
君の笑顔と友に一生を送りたい
夢よ 開け現実に向かって
進め

 「夢」

僕は夜も眠らず君を思い続けた
何時しか君のハンドには
僕の渡した
ウエディング・リングが輝いている
僕は優しい君の手を取って
ウエディングマーチに乗っている
未だ見ぬ
輝かしい未来に向かって歩き始めた
夢を見た・・

夢よ 正夢となれ

「大きい望み 小さい望み」

小さな望みが欲しい
他には何もいりません
貴女が好きという
気持ちがわかってもらえたら
それだけで僕は嬉しい
貴女が小さな願を叶えてくれたら
それだけで僕は嬉しい
大きな望みは貴女をそっくり頂く
大きな望みは貴女の心を奪いたい
それが僕の望み
誰も笑わせはしない
僕は命を賭けている

「恋の花 愛の花」

教えてあげよう 恋と愛を
君の心に偽りをもって 恋を語り愛を(ささや)くのなら
いますぐにあきらめなさい 何もかも忘れ去りなさい
人生
簡単に言うけど 中身はそんなものじゃない
世の中は広いようで狭く 人生は長いようで短い
悲しみ 苦しみ 喜び があるならば君は幸せだ
人生七十年 君は百年かい
たったの百年ではないか 憎しみ会い喜び合い
そして共に語り合う これぞこの世の花
共に(かえり)みて ()の無い生活
そこには自然に 恋の花 愛の花が咲くでしょう
湖面に写せ 君の姿を
今の君が (つぼ)みなら僕の花も蕾みです
可憐に咲くのを待っている
この世の花よ 早く咲け
咲いたらきれいな 花になるでしょう
省みたって 悔いの無い花
二人花

「昔話それとも今の話」

昔話に 乙姫様が居たという
今でも 乙姫様は居るのです
それはきれいで 心優しいお姫様です
僕は姫を、だんだん好きになり
今では結婚したい 一緒に居たいと
いつも思うほどです
その姫は 僕の心を知らないのです
思い切って 明日こそ気持ちを伝えよう
思いながら・・・夢の中 心は空を駆け(めぐ)

「王子様」

乙姫様が居ると言う・・・?
遠い 昔話のことですか・・・?
誰かがそう言う
昔のことではありません
君の前にも居るのです
周りを良く見てご覧 居るでしょう
君の心を
どうにもできないほどに
狂わせる
優しくてかわいくて
そして厳しい女の子
今こそ王子様になって
乙姫様を守るのです
男らしく勇気を出して
心を打ち明けなさい
乙姫様の前に行き
囁きなさい
誠の心を伝えなさい
きっと希望が実現されるでしょう

「雲の上のお家の生活」

お家が欲しい あの雲の上に
お家を建てたい
青い空が 遠くまで澄み渡る
そんな青空の下で 花を育てよう
向日葵 朝顔 
ヒヤシンス チュウリップ
毎日決まった時間に水をやろう
ポプラの木を植えて並木道を作ろう
暑い日には 木陰も欲しいから
足元には れんげそうが
一面に咲いていて
時にはその中に寝転び顔を埋め蜜蜂と戯れ
青い空の下で
快い風に身を任せながら
飽きるまで花を見つめている
真っ白なエプロンをした貴女に小鳥や蝶が話しかけ
子犬も足に絡まっている
すがすがしい思いに誘われ
何処からともなくいい臭いがする
夕飯ですよ
貴女の声がする
私は小鳥や蝶に明日の約束をして
急ぐともなく帰っていく
軽やかなピアノの調(しら)が流れてくる
それはすばらしい夕暮れ
星空に 輝く我が家は
幸せに満ちている
貴女との会話は(はず)
いつしか未来の夢を見て貴女は言う
可愛い女の子が欲しいわ
僕も可愛い男の子が欲しい
それもちょっぴり腕白で
素直で元気な男の子が欲しい
ちょっぴり意見が違うけど
ほんとに
幸せな生活
何時間
僕は夢の中にいたのだろうか
少し腹が減ったなあ
同時に魔法が解けた
「雲の上の夢のような生活がしてみたい」
窓の光は途絶(とだ)え 夜空の星が輝いていた
また明日太陽が昇り
あの雲は現れるだろうか
美しい花園は訪れるだろうか
雲の上のお家の生活


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