5 内視鏡検査で胃を突き破る

(私ハッピー)有る時「お父さん」が人間ドックを受けた

結果、胃にポリープあり便には血が混じっている
是非、検査する必要がある。担当医の言葉である。
手際良く検査申込書類を渡してくれる。
今まで嫌っていた「お父さん」も検査する気になった。

承諾書にサインし胃の検査をした。
3人の先生の立会いのもと行われた。
口からかなり太いゴム状の管を入れていく。
状況はモニターでくまなく見ていける。
我ながらきれいな胃であったと言う。

ポリープが有る「きれいだ」「良質だね」
他の二人の先生の声である。安心した。

所がここからが問題であった。
ワイヤー状のものを入れていく。
先にはさみ状の物が付いている。
黒い管から出たり引っ込んだり忙しい。
其うち何もない、きれいな胃の壁に突き刺さった。
あわてたのか引き抜いたワイヤが又別の胃壁を突き破った。
血が吹き出てくる。
水状のもので血を流しポリープ(2mm)を切り取り始める。
数回同じことを繰り返すが切る事が出来ない。
数度となく血を流しさり内視鏡が見えるようにする。。

其うち「アー、ポリープが中に入っちゃったなー」
「これはもう無理だな」
立会い二人の先生の会話である。
手術担当医は中断、黒い管を早急に抜いた。
終わりである。

・・・この検査は何だったんだ?・・・・

術後、手術担当医は後日結果をお知らせします。
受付でお待ち下さい。他に何か有りますか?
と・聞いてくる。
え?・今、胃が痛いのですが?・・・・「本当にチクチク痛い。」
早速今の手術について聞いてみる。
ああ、当分2〜3日は痛みますが、指の傷みたいなもので
ほっとけばすぐ直りますよ。

情けない。なんとも無い胃を傷つけたが済んでしまった事。
胃に謝ってこれ以上悪くならないように気をつけるしかないと思ったと言う。

十日後の結果報告日。
担当医に現状(手術から今日まで胃の痛みがとれません)を
伝えると
「そうですか、すいませんでしたね、担当したのがインターンでしたので」
胃酸を出にくくする薬とピロリ菌を少なくする薬を出しておきましょう。である。

薬代は「お父さん」持ちである。これって可笑しくない?
済んでしまった事
今も胃の痛みを気にしながら2010年を終わろうとして入る「お父さん」である。

一言
病院ではモルモット人間扱いしない・院内感染多い
病気にならないためには医者にかからない事である。

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