東海漫遊記ー裏話編
(hama編集版・・・後日改訂は前提の暫定公開ということで)

(2000.4.2 UP)





 1999年12月21日(火)FMファン・炭山さんが「東海地方の皆さんにお願い!」と称して、コエフさん、AE86さんのサイトの掲示板に出演者の募集をかけた。
 固有名詞こそ出なかったものの、炭山さんの目当てはかずさんと見た関係者は一斉に説得を(脅迫という説もあったが)始める。
 私もこの時点では、かずさんに出演していただき、取材現場を見学、あわよくば友情出演という美味しい状況を予想していた。長岡先生に会えそうだと期待に胸を膨らませていた。






【年末】
 12月28日、1999年の仕事を終えた私は、ふと名古屋は大須に立ち寄ることを思い立ち、以前から欲しいと思っていた「5.5スケア ビニールキャブタイヤケーブル」をゲット。
 さらに、当時はかずさんとhide-nakaさんのSPの影響を受け、さらには、コエフさんの掲示板を通じてネット催眠に罹っていたため、名古屋は大須のハイファイ堂にてFE88ESまでゲット。
 楽しいお正月を迎える準備モードに入っていた。
【掲示板】
 コエフさんの掲示板のやり取りから

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ふっふっふ・・・ 投稿者:かず  投稿日:12月29日(水)03時00分50秒

 ふっふっふ・・・
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もういくつ寝ると・・・ 投稿者:hama 投稿日:12月30日(木)01時32分22秒

 かずさんへ
 > ふっふっふ・・・
   へっへっへ・・・ でも、スキャナーが、霞んでいく〜
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このとき、私はかずさんが、皆の投稿に乗せられて、FE88ESを購入した私のことを茶化しているものだと思っていた。









【かずさんからの電話】
 12月29日かずさんから電話が入った。30日に「帰省途中のFMファン・炭山さんと名古屋で会うことになったのだが、私も来るか」との内容。散々迷った挙句、今回は待ち合わせ時間が特定できないとの理由で断念。翌日に報告していただくことで会話を終える。
 30日夜かずさんから報告の電話あり。内容は炭山さんが、東海漫遊記に際して、トホホ四天王をパラレルで出演させる構想を持っているというもの。いきなり心臓バクバク状態。長岡先生が我が家に?!にわかには信じられない状況。しかし、冗談とも思えない。腹案としては、かずさん、hide-nakaさん、サワコウさんをオーディオ・ベーシックに掲載し、我が家にV(ビジュアル)の機材を持ち込み、一般応募者(って我々は一般ではないのか?)と共にデジビに掲載しようとのこと。
 どうやら、もともとかずさんは炭山さんからラブコールを受けており、それとなく話は聞いていたとのこと。例の掲示板の「ふっふっふ」は、「皆も当事者なんだよ」との意味だったとか。かずさんからの指示としては、何か試聴したい機器があったら希望を考えておくことと我が家への交通手段案を私なりに考えておくとよいということであった。
 それまで、驚きつつも冷静さを保っていた私は、次の言葉で衝撃を受けた。「取材日程は、1月21日か28日からの金〜日だよ。」えっ?もうすぐじゃないか!そう、私は次号の発刊時期を2か月勘違いしていたのであった。現況の機器では、長岡先生に訪問していただくにしては、あまりに貧弱。うれしいながらも、動揺は隠せない。
 そうは言っても、炭山さんから正式に要請を受けない限り、取材の有無は確定はしない。それに、hide-nakaさん、サワコウさんに至ってはこの動きを知る由もない。さりとて、かずさんや私が勝手に動く筋合いのものでもない。結局、今後は炭山さんからの連絡をただ待つだけとなった。
訪問記の準備―オーディオ機器】
 何はともあれ、不確定とはいうものの長岡先生が拙宅へ来られる可能性が出てきた以上、何もしないわけにはいかない。頭の中は「漫遊記対策」のことで一杯になってしまった。結果的にやったことは以下のとおり。
 (1) 電源タップの自作:明工社製ホスピタルグレードプラグ、同壁用コンセントML1229、
    2.0スケア キャブタイヤケーブル(FLチューブ被せ)を使用。壁用コンセントも明工社製ML1229に交換。
 (2) 沢村式インシュレーターの製作:とりあえず、手抜きで4個製作。アンプの足の下に使用。
 (3) ピンケーブルへの加工:某オーディオショップ・オリジナル・ピンケーブルにブチルゴムテープを巻き、
    FLチューブを被せる。
 (4) F-111(クレーン)のユニット交換等:仮バッフルを取り付け、ユニットを108Σから88ESに交換。
    スピーカー端子をFOSTEXのP24からT150に交換。ネック部分一部加工。
 (5) バッキー復活:108Σを取り付けて、休眠状態から目覚めさせた。
 (6) ドブ板導入:スワンの振動対策として使用。クリーム色に着色。
    なお、スペーサーとしてはテクニカ製のAT682を使用。
訪問記の準備―その他】
 言わずと知れたこと・・・掃除をした。

 一部インテリア用品を新調した。
炭山







 かずさんとメールでやり取りするものの、肝心な炭山さんから何の連絡もない。
 取材があるのかないのか、年が明けてからも落ち着かない日々が続いた。待ちにまったメールは、1月8日に受信。以下が大まかなやり取りであるが、本当にいろいろなことが寸前まで決まらなかった。

出演依頼】(2000年1月8日(土)22:30)
 DVDプレーヤー、液晶プロジェクター、スクリーンの「ホームシアター3種の神器」スターターズ・キットを持ち込み、デジビに掲載したいというもの。
出演者確定】(2000年1月14日(金)04:13)
 東海トホホ四天王の揃踏みが決定。液晶プロジェクター、スクリーンの機種候補の話題。取材日程の調整が難航しているとのこと。
【取材日要請】(2000年1月18日(火)06:09)
 取材日を23日(日)にしてほしいとのこと。持込み機器の機種選定が流動的で借りられるか否かも不確定とのこと。交通手段についても相談。
持込み機材について】(2000年1月19日(火)05:34)
 トラブル発生!当てにしていたメーカーから機材の貸出しを断られたとのこと。
持込み機材について(2)】(2000年1月20日(木)03:09)
 DVDプレーヤー、スクリーンは手当てがついたとのこと。液晶プロジェクターがない。かずさんがプライベートで用意してくださるとの申し出あり。
旅程について】(2000年1月21日(金)05:09)
 取材前最後のメール。旅程を知らせるもの。





寸前のあがき】
 炭山さんから、部屋の完全な遮光を求められていた。黒い厚手のビニールごみ袋を用意した。
 しかしながら、当日になって慌てないようにと、東急ハンズへ出かけ、炭山さんご推薦のラシャ紙を購入。店頭に並べられていない大きなサイズのものを敢えて選択。それと、まだジタバタすべく、鉛の円柱板も8枚購入。沢村式インシュレーターを4個製作。
【漫遊記1日目】・・・かずさんとご一行との行動の記録です。
(かずさん掲示板への投稿から、多少加工してありますので文脈上無理があるかも知れませんがお許しください。)
<名古屋到着>
 1月21日(金) ひかり231号にて、長岡先生、FMファン炭山氏、名古屋に15時28分着。カメラマン氏は新大阪よりひかり166号にて15時27分着のはずが関が原で雪のため 4時過ぎに到着。事前にかずさんと炭山氏とは何度もメールで打ち合わせをしていたにもかかわらず、 最後のメールの行き違いで、金曜日は3人での単独行動と判断した。が、炭山氏がかずさん宅に電話をされ、幸いにもかずさんも出先から一時帰宅していたため4時15分ごろ連絡をいれたところ、ちょうど名古屋駅から大須へ向かう地下鉄の ホームに下りたところであった。
 名古屋地下鉄 東山線 名古屋駅→伏見駅乗換 鶴舞線へ→大須観音駅 (1駅ずつ)→大須へ
<大須にて>
 かずさん、慌てて車を飛ばして大須に向かう。なんとか5時ちょうどに大須観音に到着。既に一行は大須観音で撮影を終えていた。この日はそれまでとうって変わってものすごく寒い日であった。かずさんが到着したときには3人は観音前の喫茶店で暖をとってみえた。あっ、炭山さんの背中の向こうに見えるのは…「本物の長岡先生だ! 靴下も履いているぞ。」 緊張しながらも挨拶を交わした。
<長岡先生の印象>
 かずさんの抱いた長岡先生の第一印象は(失礼承知で)そこら辺にいる普通のおじいさんって感じ。 でも、自然体というか構えたところが微塵もないので、かずさんも自然に会話することができました。
<大須近辺取材・散策>
 かずさんが行くまで、大須観音前で撮影を終え、辺りを散策してたそうですが、ちょっと的外れの 場所を散策してみえたようで、うらぶれた第一印象をもたれたようです。
辺りは次第に暗くなりつつありました。日があるうちにオーディオ関連の店を撮影ということで、 かずさんの車でゆっくりと大須商店街の周りを1週して、撮影ポイントを探しました。 結局、駐車場に車を停めて、ここのHPでもよく出てくるハイファイ堂とサウンドプラザの前でパチリ。 カメラマン氏、サウンドプラザの『日本一安い』ののぼりに『これだっ!』。かずさん、その時ちょっぴり舞い上がってました。なんてったって、天下の長岡鉄男をエスコートしてるんだもん。でも、誰も気が付かない。お〜い!ここに長岡鉄男がいるんだぞ〜って思わず 叫びたくなっちゃう衝動に駆られました。
 DVDソフトを持ってくるのを忘れたそうで、近くにDVDを売ってる店はないかと尋ねられ、すかさず、名古屋栄地区にあるナディアパーク7階のヤマギワソフトショップをご案内しました。6時くらいになってたでしょうか。長岡先生、売り場がいたく気に入った様子で、秋葉原の石丸電気よりも品揃えが豊富だと喜んでみえました。
 確かに名古屋は大都市でありながら東京や大阪に比べれば地代は安いので、売り場面積日本一を謳い文句にしてる店も結構あったナぁと思い出しました。ちなみにすぐそばにあるタワーレコードも日本一広かったっけ。
 ここでは先生のみならず炭山さんまでいろいろと買いこんでみえました。プロはやることが大きいわと感心しながら、買った分ちゃっかり、かずさんのポイントカードを増やしてもらいました。
<サウンドピットへ>
 買い物が終わって、今度はサワコウさんが懇意にしている名古屋でも有数のハイエンドオーディオショップ である
サウンド・ピット(Sound Pit)へ行く時間はあるかという話になりました。 ここは名古屋のど真ん中、サウンド・ピットは名古屋のほぼ東の端、しかし道はほとんど1本道、 なんとかなるでしょうとかずさんは車を走らせました。
 ところで、炭山さんとカメラマン氏は非常に仲が良くてボケと突っ込みというんでしょうか、助さん・角さんとでも言うんでしょうか、2人の会話を聞いているだけで退屈しないし、取材されるという緊張もほぐれてきます。そんな雑談をしながら30分ほどで目的地へ。
(以下続くかな・・・)
【漫遊記1日目タイム・スケジュール
1月21日(金) 3時半  長岡先生、FMファン炭山氏、東京より名古屋着
4時過ぎ  カメラマン氏、大阪より名古屋着 4時半過ぎ ご一行大須着 写真撮影
5時    かずさん合流 大須周回 写真撮影
6時    栄ナディアパークのヤマギワソフトショップにてDVDソフト大量購入
7時過ぎ  サウンド・ピットにて歓談
8時過ぎ  熱田神宮の熱田蓬莱軒にて『ひつまぶし』(うな丼)を食する
10時前  駅西のホテルまで送迎



【漫遊記-hide-nakaさん宅
 hide-nakaさんのサイトにて。
【漫遊記-かずさん宅
<ご対面>
 かずさん宅のインターホンの画面越しに長岡先生が!「本物だ!!」
 第1印象。ただの小柄なおじいさんという感じだ。(失礼)挨拶をしたが、耳に入っていない様子。
 かずさん宅にトホホ四天王集結。
 ひととおりの挨拶を交わした後、昼食へ。
<取材の様子>
 かずさんの作品群に先生も興味津々のご様子。取材時間の不足を訴えておられた。
(詳細については、後日UPしたい。かずさんがきっと執筆されると信じて・・・)
【漫遊記-サワコウさん宅
 サワコウさん宅に車で移動。結局、トホホのメンバーもそのまま同席。
<取材の様子>
 コンセント回りの点検、ピンケーブルの交換、スピーカーケーブルの交換と漫遊記とは言うものの、若干クリニック風に展開。ただ、そんな時の先生は本当に生き生きとされていた。
 ここでトラブル発生。サワコウさん宅へ持ち込むつもりの機材をかずさん宅へ置き忘れ。交通渋滞の中、かずさん夫婦の見事な連携により、何とか機材到着。ところが、先生曰く「壁コンセントがやわだから、使っても意味がないなぁ。」「えっ!折角取りに行ってきたのに・・・」と愕然とするかずさんに、先生「じゃあ、使いましょう。」との気遣い。先生のお人柄を垣間見るエピソードであった。
 決してゆとりがあるとは言えない空間で、あれこれ工夫をしつつ、取材は進行。サワコウさんは、空いた時間を利用して、先生にサインのお願い。ここで、サインのことなどすっかり忘れていたhide-nakaさん、かずさんは、呆然。サワコウさんはいつもどおり冷静であった。
(やはり詳細については、後日UPしたい。サワコウさんがきっと執筆されると信じて・・・)
<夕食>
 先生ご一行とトホホ四天王とで、台湾料理店内の一角を占拠。年齢、風貌バラバラの男どもが尋常ではない盛り上がりを見せていた。事情のわからぬ第三者、他のお客さんの目にはさぞかし異様な光景に写ったことだろう。
 極めつけは、店内での記念撮影。もう誰も止められない。
<アクシデント>
 夕食を食べ終えて、店の外に出たところ、hide-naka車のポジションランプが点いたまま!おっとhide-naka車のバッテリーが上がってしまった。炭山さん・カメラマン氏、目に入ったGSに駆け込むもブースターケーブル借用のギャランティー1万円にカメラマン氏怒り、自ら人質に。皆さんの連携によりhide-naka車は見事復活。
<hide-naka車にて>
 サワコウさんとhamaは、hide-naka車にて名古屋駅へ。みんなで、今日1日の感想を話す。hide-nakaさん、サワコウさん共に「クリニック風になってしまった。」とのこと。
 車中、翌日の取材に同席するか否かを打ち合わせ。あっという間にhama宅取材に同席することに決定。
<帰宅後>
 かずさんに電話。翌日どうするのかの話題。hide-naka車での打ち合わせ結果を伝える。
【漫遊記2日目タイム・スケジュール
1月22日(土) 9時  地下鉄にてhide-naka宅へ出発
10時〜12時  hide-naka宅取材 取材後hide-naka車にてかずさん宅へ
1時〜4時  かず宅にて「東海四天王」集結、昼食会、および取材
        取材後 hide-naka車とかず車に分乗してサワコウ宅へ
5時〜8時  サワコウ宅取材
8時半    7人で東区古出来町の台湾料理屋『味王』にて夕食
10時前   駅西のホテルまでかず車にて送迎
       hama、サワコウさんはhide-nakaさんが名古屋駅まで送る






【遮光】
  朝から、遮光のために、窓という窓に黒いゴミビニール袋を貼る。途中から小雨に降られながらも、めげずに作業完了。近所の視線が若干気にはなったもののこの際無視。
【トホホ四天王再び集結】
 ほどなくして、hide-nakaさん、サワコウさん到着。間髪をいれず、かずさん到着。
 トホホ四天王、またまた集結。ほとんどオフ会状態。おやつなどで軽く昼食を済ます。
【先生お迎え】
 
2時ごろ、電話が入って、名鉄日本ライン今渡駅前のうなぎ屋へご一行をお迎えに。
【先生到着】
 
トホホ四天王で、お出迎え。4人揃っていることには、さすがの炭山さんもあきれたかも。
【機器のセッティング】

 最初に、液プロ、スクリーンのセッティングをする。何せ、人手は充分。
 ところが、液プロの電源ケーブルがない。これは炭山さん持参のケーブルで間に合わせ。さらには、液プロとプレーヤーとの接続に必要なパーツが付属していないとのこと。これでは、折角のプログレ再生ができない。プレーヤーの実力の1%しか出せないとのことで、炭山さんも立腹のご様子。とは言え、気を取りなおして、現状でできるセッティングで取材開始!
【液プロの調子】
 液プロで投影開始。いきなり色がおかしいとのこと。炭山さん懸命に調整を行う。個体としての状態がよくないらしい。
 長岡先生も不満ながら、試聴を開始。ヤマギワで買い込んだというDVDソフトを次から次へとかける。
 時間が経過し、液プロに色が乗ってきたようだが、実力の10%程度とのこと。初めてみる者にとっては、結構満足の行く画像なのにと、一同驚く。初めてみる者は、画像の良し悪しではなく、画面の大きさに誤魔化されるものだという。DVD画像の本当の良さを知らずにいる人も少なからずいるようである。
 液プロのウォーミングアップはさほど時間が掛からないものらしい。3管は5分程度で95%ウォーミングアップが終わりそこからが長いらしい。DVDの画像の良さを皆に知ってもらいたいらしく、先生も残念そう。ソフトに関しては、先生も初めて見る物もあったようで、先生ご自身楽しんでいる様子。ただ、ソフトの良し悪しは、方舟で観てみないとわからないなぁ、とこぼされていた。
【クレーンの音量】
 そのうち、リアSPの音が気になりだし、極性を点検。フロントSPの右側が何と逆相接続になっていた。
 それでも、リアの音が小さい。先日かずさんが来訪されて、音楽を聴いた時にはもう少し大きかったように思うが。アンプをいろいろいじるものの改善されず。そこで、リアをバッキー(D-10 108Σ)に交換。すると、先程より音が出だした。さらに、アンプをいじっていたとき、フロント側からリア側の頭上に向かって、戦闘機が飛んでいった(音がした)。これはすごかった。初めての体験。この瞬間、先生と目が合ったが、「うん、これだ!」と言っている。
【試聴】
 そこからは、調整はせず、しばしソフトの鑑賞に専念する。スピーカーの存在などすっかり忘れ、映像の世界にしばし引き込まれる。画面に対して音が負けていなかったように思う。過去聴いたことのないような音が出ていた。自分がSスワンの実力をまだまだ出せていないことを知った。
【(途中)ティーブレーク】
 Kanaが用意したチーズケーキを出す。先生は、関心がない様子であったが、手作りの旨を伝えると「そうですか!」と言われ、残さず食されました。ここでも、先生のお人柄を見たような気がします。
【先生の感想】
 ただ、やはり先生としては画質に不満らしく、「これ以上しようがないな。こんなもんじゃない。」とのこと。また、3管は黒がきれいだが、液プロでは黒が黒でなく浮いてしまうとのことだ。
 ただし、音については満足いただいたようで、「低音が出ている。SWがあるみたいだね。とても10cm1発とは思えませんね。SPは良くできている。絵はこんなもんじゃないが、音はこんなもんです」とのこと。
 これは、正直言って、とてもうれしかった。リップサービスだとは思うものの、誉めていただいた!
【Aの試聴】
 あとは、折角だしということで、CD-63でCDを聴く。例の爆音探訪のCDだ。ちょっと冷や冷や。
【片付け】
 
何せここでも人手は充分。
 
でも、その前にサイン会に移行。この際だからと用意しておいた色紙、書籍にサインを戴いた。先生は、何の気取りもなく、応じてくださいました。
【漫遊記3日目タイム・スケジュール

1月23日(日) 10時〜12時  山中さん宅取材
      可児市内鰻屋Bにて昼食 1時過ぎ
    hide-naka車にてhide-naka、サワコウ、かず車にてかず、それぞれhama宅に到着
2時〜6時   hama宅へ取材
6時過ぎ    hide-naka車にてご一行名古屋駅へ
6時〜8時  hama宅にてかずさん、サワコウさん、夕食を食べながらAfter Hoursを楽しむ
9時〜11時  かず宅にてサワコウさんとダメ押しのAfter Hoursを楽しむ





【取材を終えて、オフ会へ】
 先生ご一行は、hide-nakaさんの車で名古屋駅へ。残ったかずさん、サワコウさんと興奮冷め遣らぬ中で、オフ会モードへ移行。サワコウさんご持参のソフトをかけ、サワコウさんがhide-nakaさんから譲る受けたというテクニカのピンケーブルとショップオリジナルケーブルとの比較試聴を行う。その後、我が家で軽い夕食を取っていただき20時ごろ散会。
 なお、かずさん秘蔵VTRの披露もあった。
【夜中まで】
 hide-nakaさんのところへ、持ちこまれたVRDS-25X(S?)を我が家からまとめて返送することにしたため、この機会を逃すことはないと、CD−63と比較試聴。こう書くと自分の耳がいかに悪いかを露呈してしまうが、ビックリするほどの差は感じられない。先にDVD-H1000の音を聴いてしまったことと、夜で音量を上げられないことは大きく影響しているが。ただし、空間の表現力は25Xが完全に優れている。CD−63の音は2次元的で、25Xの音は3次元的。やはりいい。でもDVD-H1000の音も良かった。いいCDプレーヤーが欲しい!
【長男の感想】
 「先生は外見だけ見ていると頑固そうだったが、僕にも優しかった。外見で判断しては駄目だ。」「方舟に行ってみたい。」とのこと。「今年の夏休みの工作はスピーカーにしたい。」とまで言っている。
 「暖かくなったら、方舟においで」と先生に言われ、先生から何か野菜でも戴けるのではないかと、息子は今から期待している。
【妻の友人の話】
 妻の友人の連れでオーディオをやっている人がいるそうでその連れ曰く「オーディオをかじったことのある者で長岡鉄男を知らない人間はいない。超有名人である。そんな人がこんな田舎に来るわけがない。来たとしたら、非常にレア(稀)なことだ。長岡といっても別の長岡だ」。という訳で、我が家に先生が来ることを信じてもらえなかったと言う。信じる者は救われる?