我が家の飼育日記




目  次

 1 ベルとの出会い

  (1) 寂しかった

  (2) 三日探した

   (3) 電気が走った

 2 黒ラブが我が家へやって来た

  (1) その日のうちに

  (2) 落ち着かなかった

  (3) 全員が抱っこ

 3 令名

  (1) 翌日決定

  (2) 名前の認識

 4 躾・訓練

  (1) 一般的な心得

    ア 家族全員の協力が必要

    イ 無理強いをしない

    ウ 誉める事(御褒美)

    エ アイ・コンタクト

    オ 禁止の指示

    カ 訓練所

   

  (2) 実際の訓練の様子

    ア まずは「お座り」・「お手」

    イ 次は「伏せ」・「待て」

    ウ 許可の「よし」

    エ 吠えさせる

    オ 体側ヘ付かせる

    カ フリスビーの訓練

    キ 体側歩行

    ク 新聞運び 食器運び

    ケ 排泄の問題  

    コ 自然にやっていた事

 5 予防注射 
  
 6 避妊手術

  (1) 獣医と相談

  (2) 簡単?

  (3) 良かった事

 7 犬どうしの関係(社交性)

  (1) 犬どうし仲良く

  (2) 他の犬に慣れさせる

  (3) 施設の利用

 8 犬による破壊

  (1) 防ぐ事が出来ない?

  (2) 破壊対象物

  (3) 一番激しい時期

  (4) 我が家の被害

 9 権勢症候群の予防

 10 家族の一員

  

  

  





本  文

1 ベルとの出会い

 (1) 寂しかった
     最初の柴犬(♂)が15歳で老衰のため他界してから約1ヶ月が経過。私は寂しさのあまり二匹目
    の犬を飼う提案をした。その際、妻から「触れる犬」、娘からは「黒い犬」との要望があった。

 (2) 三日探した
     三日間、十数店のペット・ショップを探していたところ、小牧市内の店で家族の要望にぴったりの
    「黒ラブ♀」を発見した。

  (3) 電気が走った
     店頭の陳列ケース越しに一目見た時、私の目と黒ラブの目がバッチと合い、何か運命的な
    ものを感じた。( 妻が、「私の時はどうだった?」  私の返事「・・・・・」)

2 黒ラブが我が家へやって来た                                       目次へ

 (1) その日のうちに
     1996年3月7日の夕方、黒ラブは私と出会ったその日、我が家へやって来た。

 (2) 落ち着かなかった
     我が家へ来た黒ラブは落着きがなく、よちよち歩きで、あちこちの臭いを嗅いでいた。

 (3) 全員が抱っこ
     可愛さのあまり、家族の皆が奪い合うように抱っこ、犬はグッタリ。 ( 犬は極度の緊張状態? )

3 令名 

 (1) 翌日決定
     名前は家族の間でけんけん・がくがく、幾つもの候補があった。響きが良いように「ベル・Bell」を
    提案した。息子からは「Belle」もあるよとの、意見があったが、犬の顔が、「Belle」ではないので、
    「Bell」になった。 ( ベルには内緒の話、教えないでね )

 (2) 名前の認識
     名前を覚えさせたのは、「ベル」と呼んで体に触れたり、「べル」と呼んで近づいて来たら誉めたり
    したところ、2〜3日で「ベル」に反応を示す。

4 躾・訓練                                                    目次へ

 (1) 一般的な心得

   ア 家族全員の協力が必要
      躾や訓練に使う号令や動作等、訓練の方法が家族全員が同一でないと、犬が混乱してしまう。

   イ 無理強いをしない

    (ア) 犬が嫌がる程、しつこく教えるのは禁物。 時間にして4〜5分、一回の動作の繰り返しは
       5〜6回が目安。 1〜2時間経過後、繰り返し繰り返し訓練する。
       犬には、楽しい遊びと思わせながら訓練させる。

    (イ) ベルはボールに興味を示し、転がすとすぐ拾って戻る事をやっていた。躾にはそれを上手く
       応用、ボール遊びをしながら、色々な練習をさせた。

    (ウ) 物を拾って戻るというのは、レトリバー種の本能らしく、教えなくても自然にやっていた。

   ウ 誉める事(御褒美)

    (ア) 訓練の途中、犬が失敗した時は無視、上手く出来た時は誉める。大げさに誉めれば、犬も
       嬉しそうな表情をする。

   {犬の表情が分かる? ですって? 一緒に住んで居れば、犬の仕草・豊かな表情が分かります}

    (イ) 訓練が上手く出来た時は、おやつを与えるのも効果あり。
       犬は、おやつ欲しさにやる気満々。  ( 時には、おやつだけ取られた )

   エ アイ・コンタクト
     「目は口ほどに物を言い」との諺があります。 犬の目は、口以上に物を言うもの。 訓練の時は、
    犬の目を見つめ、犬の気持ちを確かめながら、指示を与えると効果的。

   オ 禁止の指示

    (ア) 犬がやっていけない事は、はっきり教える必要あり、躾の中でも一番大切な事。

    (イ) 噛んではいけない物を噛ん時、そそう(決められた場所以外での排泄)した時等は、間髪を
       入れず、すぐその場所へ犬を連れて行き、その場所(物)を手で示しながら「だめ」と教える。
       時間経過後では、犬が認識せず効果なし。

     (ウ) この時、決して犬を叩いてはいけない。 叩くと噛みつく犬になる。

    (エ) 無駄吠えした時、すぐ犬の口の周りを手で包むように押さえ「だめ」と制止。
       やめたら誉める。 繰り返しと根気が必要。

   カ 訓練所

    (ア) 我が家のベルは、訓練所の経験なし。 すべて素人の我流訓練。

    (イ) 訓練所へ入れれば、時間短縮が出来るかもしれないが、訓練の間離れ離れになるのは・・・。

 (2) 実際の訓練の様子

     {我が家へ到着した翌日から、少しずつ躾を開始。 最初は簡単な動作から}

   ア まずは「お座り」・「お手」
      立っている犬のお尻を、軽く押さえて「座れ」。 座っている犬の前足を持ち上げて 「お手」。

   イ 次は「伏せ」・「待て」
      座っている犬の肩を少し強く押さえて「伏せ」。
     座っている、又は伏せている犬の鼻先へ手の平を向けて、「待て」の指示。

   ウ 許可の「よし」 
      禁止していた事の解除、次の行動へ移行させる指示。

   エ 吠えさせる
      「吠え」と言って「わん」と、やってみせていたところ、犬が偶然にも「ワン」と吠えた。
     それを捉えて、大げさに誉め、「吠え」を覚えさす。 「吠え」は、少し手間取る。

   オ 体側ヘ付かせる
      首輪を持って左体側へ付かせる事を、4〜5日続けたところ、覚えた。

   カ フリスビーの訓練

    (ア) フリスビーは、ボール遊びの延長で、すぐに出来るようになった。

    (イ) 最初は短い距離から始め、次第に距離を伸ばす。

    (ウ) 練習は公園内なので、リードは付けたまま行った。

   キ 体側歩行

    (ア) 散歩時の大切なマナー。 格好良く、スマートに歩かせよう。

    (イ) ベルは散歩の時、道路端の臭を嗅いたり、近づく他の犬に気を取られたり、猫を見ると急に
       走り出したりで、散々だった。

    (ウ) 色々な型のリードを試したが、ベルの訓練にはクサリ型のチョークが一番適す。
       引くと首が絞まるもので、犬が可愛そう・・・、躾のためには心を鬼にして訓練。

    (エ) スマートな散歩が出来るようになるまで、約半年必要だった。

    (オ) 上手な散歩のコツは、道路の中央を歩く事。( 交通量・道路事情によりますが・・・・ )
       道路端は、他の犬の排泄の臭いが残っており、犬は臭いに惑わされる。

   ク 新聞運び 食器運び

    (ア) この訓練は、妻と娘が担当。 テレビで何処かの犬がやっていたのを真似たもの。

    (イ) 「新聞」と言って新聞を咥えさせて、目的の場所まで誘導。  おやつの時、「サラ」と言って
       食器を咥えさせ、居間まで誘導するという方法で練習。

    (ウ) 約1ヶ月で「新聞は?」「サラは?」と言えば、所定の場所から、新聞又は食器を持って来る
       ようになった。

   ケ 排泄の問題

    (ア) この訓練が一番難しく、一番長く約半年かかった。

    (イ) 室内では排泄の兆候があると、ペット用トイレへ連れて行き、そこで排泄させようとするも、
       ベルは嫌がって拒否。 廊下や居間でそそうする始末だった。

    (ウ) やむなく排泄の兆候を示すと、屋外へ出していた。ただし深夜、私達が熟睡中は相変わらず
       屋内で、そそうをしていた。

    (エ) 排泄で屋外へ出す時、試しに「ワンワン」と言わせてみた。屋外での排泄が終わると、
       おやつをやって誉めてみた。

    (オ) しばらくして、屋内に居る間、排泄時には「ワンワン」と教えるようになり、ひとまず安心。
       排泄による屋内での臭いは、これで解消。 ただし深夜でも排泄のために起こされる事が
       あり、つらい時もある。( とほほ・・・・・・ )

   コ 自然にやっていた事
      ジャンプ・綱引き・戸を開ける事・お父さん起こし・喧嘩の仲裁等は、教えなかった。
     気が付いたら自然にやっており、こんな事も出来るのか? だった。

5 予防注射                                                    目次へ

   狂犬予防注射は勿論の事、五種混合予防注射を年一回接種。

6 避妊手術                                      

 (1) 獣医と相談
     我が家では、繁殖させた経験も知識もなく、繁殖させる自信がなかったので、獣医さんと相談し
    避妊手術を受けさせた。 (主治医 おおた動物病院)

 (2) 簡単?
     獣医さんの話では、「手術は簡単だった」。 一晩入院しただけで退院。 まだ縫合の糸を付けた
    ままの退院で、抜糸したのは、一週間後。

 (3) 良かった事
     メス犬の場合、発情期の措置やオス犬の警戒等、煩わしさがある。 それらから開放された事。

7 犬どうしの関係(社交性)

 (1) 犬どうし仲良く
     散歩の時、他の犬と出会うとすぐ吠えて攻撃の姿勢を示す犬がいる。犬どうし仲良くさせたいもの。

 (2) 他の犬に慣れさせる
     子犬の時から、他の犬との社交性がとれるように、犬どうし遊ばせる。

 (3) 施設の利用
     ベルの場合は、犬どうしが遊べる施設、ドック・ピアッツア(dog piazza)へ頻繁に連れて行き他の
    犬との触れ合いを持たせた。

8 犬による破壊                                                 目次へ

 (1) 防ぐ事が出来ない?
     犬による家庭内の破壊には、困ったものがある。  愛情を込めて「我が家の破壊王」と表現した
    飼主もあった。  成犬になり、落着きが出るまで続く。

 (2) 破壊対象物
     破壊の被害になる対象物は、靴・スリッパ・家具・畳・襖・ぬいぐるみ人形・床板等々。
    犬の歯や爪の届く所にある物は、何でも対象になる。

 (3) 一番激しい時期
     特に噛む事は、乳歯が永久歯に生え変わる頃に多発。 その後は徐々に治まる。

 (4) 我が家の被害
     大きな物では、畳の表変え・廊下の塗り替え・襖の張り替え等々。襖は、今でもベルが開ける
    際、爪で引っかくので破れており、一部放置されたまま。 (とほほ・・・ )

9 権勢症候群の予防

 (1) ラブは、もともと大人しい性質なので、権勢症候群は心配ないかも知れないが、用心は必要。

 (2) 日頃の行動では、常に人間が犬よりも優位な位置にいるように心掛ける。

10 家族の一員                                                 目次へ

 (1) ベルが家庭内にいて、家族の間の潤滑油のような働きをしている。 家族の皆に分け隔てなく
    接し、それぞれの御機嫌を取っている。

 (2) ベルが家族という群れの中へ入った事で、我が家の雰囲気が明るくなり、グット良くなった。
    やはり犬は家の中で飼うべきもの。



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