窓あき式練習シートについて
はじめに  
子供達が正しいひらがな・かたかな・漢字を書けるようになることを願って
さて、正しい漢字を書くためには、いったいどうしたらよいのでしょう。

文字を正しく覚えるために大切なことは、常に手本を見ながら繰り返し書いていくことだと言われています。

しかし、この観点から、現在使われている教材を見るといくつか欠点がある事に気がつきました。

例えば
「書く位置と手本が離れている」教材は、

 「字のバランスが崩れる・誤字が多くなる・時間がかかる」などの問題を引き起こしていると思います。

特に誤字の問題は、視線を移す間に頭の中で省略・簡略化・類型化等により間違った漢字に変換されているのではないでしょうか。

特に間違えて覚えた文字は、このような教材で反復練習しても、視線の移動が大きいためか、手本を見ても間違いに気がつかず、いつまでも間違えたままの状態におちいります。(私がそうでした−笑)

 また、「一度書き込んだら二度と使えない」教材は、

反復学習ができません。

反復学習するためには、コピーするか、もう一度買わなければなりません。

反復練習するための学習費用の増大(さらには紙資源の無駄遣い)につながります。

「窓あき式練習シート」は、この2つの問題点をクリアした教材です。

特徴  上の写真を見てください。
ノート等の用紙に重ねて使用する練習シートです。
手本・問題を印刷した部分と「切り抜き窓」を備え、「切り抜き窓」を通して文字・解答を記入します。
下の用紙を交換することにより、本シートは何回でも使用できます。
「切り抜き窓」は、市販のノートのマス目の大きさに対応しています。
縦書きの文字練習において、「切り抜き窓」は左利きの人にも配慮して配列しています。
練習問題の裏面には、裏返して重ねるだけで容易に答合わせができるように答が配列してあります。
特殊紙・ラミネート加工等を使うことで、さらに強度を確保することができます。
言葉の学習だけでなく、基本計算・用語の暗記など広い範囲に利用できます。

効果
家庭、幼稚園・学校などの教育現場、または学習用プリントを使用する全ての場において、次のような効果が考えられます。
A 高い学習効果と学習費用の軽減
手本がすぐ近くにあるので、漢字の間違いが少なくなる
字がきれいになる(ペン習字と同じ方法になる)
答合わせが簡単(裏返すと答えがすぐ横にある)
視線の動きが少なくなるので、学習時間が短縮される
何回でも使用可能(学習コストを下げる)
B 省エネルギー・省資源・コスト軽減
印刷に関わる経費(人件費・電気代・コピー代・トナー代)・時間を大幅に軽減
市販のノートがそのまま利用できる(裏紙でもOK)→紙資源の節約
大量の印刷物を保管する場所が不必要
繰り返し使える、環境にやさしい教材
おまけ

ところで、私がこの「切抜窓付練習シート(窓あき練習シート)」のアイデアを思いついたとき、まず、「こんなものは、当然誰かが考えていてすでに市販されているだろうな。」と考えました。

非常に単純なものだからです。そこで、本屋へ行って市販されている教材を片っ端から調べました。

しかし、そのようなものはありません。

次にインターネットで教育関係のサイトを検索しました。

やっぱりありません。

特許庁の電子図書館も調べましたが、私が見た範囲ではこのアイデアはありませんでした。

小学校の校長経験者や小学校にドリルなどを納入している出版社の方に尋ねても、これまでこのような練習シートは見たことがないとの返事でした。

どうやら現在のところ、このようなアイデアは世の中に出回っていないようです。

でも、もしあったら教えてくださいね。