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2004年12月
2005/1/16

20日
餅つき2004


20日は恒例、スズキ床屋さん主催の持ちつき大会。
太鼓の音に誘われて(去年から太鼓の演奏グループが参加)床屋さんの駐車場へ。
年々参加者が増え、今年も去年より人が多い。
今年は、ケーブルテレビの取材があって、ビデオ担いだカメラマンが、小一時間、餅つきの様子を撮っていた。
この地域の師走の風物になってきたかな。

数年前、鈴木さんとこの餅つきが始まった頃、小学生だったうちの子は、餅つきが始まるのを待ちきれず、朝の八時に店の前に行き、、若旦那を起こし、もち米を蒸かすとこから、一緒にやらしてもらった。
そいつがいまや中三、近所のイベントではしゃぐのはカッコ悪いと思う年頃で、あんだけ楽しませてもらった恩も忘れ、少し引き気味、興味はあるけどはしゃいだら恥ずかしい。
その代わり、次の世代のちびっ子たちがいっぱい来て興味津々、臼の周りに集まった。
でも、こういうときの主役は、子どもたちでも、若い衆でもない、我々よりもう少し上、孫もちの世代のおじさんたち。
子どものころに慣れ親しんだ餅つきの手順が体にしみこんでいるから、何するにしても手際がいい、へっぴり腰の若い衆がすぐ息が上がって杵が振れなくなるのを尻目にらくらく餅をつく。
私は子どものころ餅つきやった記憶が無く、杵を振れば近頃の若い衆とどっこいどっこい、腕より握る手に握力が無くなり戦力にはなれませんでした。

で、喰う法に専念しましたが、こちらが年々充実、今年は、つきたての御餅を発泡スチロールのトレーにのっけてもらうと、醤油、大根おろし、白ゴマ、黒ゴマ、きな粉などいろんな味で食べられるブースが別に設けてある。
特に大根おろしで喰う搗きたて餅は格別、おいしかったです。

来年もよろしく、なんて傍は気軽に言うけど、設営、進行すべて床屋さんのお店のご主人はじめ従業員さんがやってくれる、今年は若旦那には赤ちゃんいるし、家庭サービスやらあるから、大変。
ずっと続けてなんて無責任に言われないけど、取り合えず来年、また期待してます。

13日
星のかけらを探しに行こう

夕食後8時半、最近は泳ぎに行くとは言わず、風呂へ行く、といって家を出るようになってしまったアクトスへ。
この日もたいして泳ぎもせず、まして、走るのはこの体重がひざに来たら大変なので、滅相も無い。
で、9時すぎには早々と露天風呂へ。

13日の夜は、9時、10時から見られるふたご座流星群。
夜更かしの苦手なおじさんでも、この時間なら大丈夫。
今夜はちょうど、下の息子の同級生が泳ぎに来てたのを捕まえて、二人で露天風呂の上空を見上げて流星鑑賞。
と思ったら、見上げた夜空には、星すら見えない。

水泳パンツイッチョで、露天風呂のフェンスに張り付くと、久々利の方向は、明かりがあんまり無いので少しは星が見える。
息子の同級生と東の空を目を凝らして見ていると他のおじさん、おばさんがつられた。

お風呂で体を暖めちゃ、フェンスに張り付いて、寒くてあきらめかけたころ、ほんの一瞬、視界の端に流れ星が見えたような見えないような、半信半疑ながら、見たよねと、フェンスに張り付いた水着のおじさんおばさんで確かめ合う。
続いて次の流れ星と思うけど、体が冷えてもう一回お風呂に入って仕切りなおし。

結局そのあと、もうひとつ、ふたつ、見たような。
帰りにアクトスの駐車場で空を見上げたけど、黒い空が広がるばっかりで、出てるはずの星すらそんなにたくさんは見えない。
で、うちへかえったのが10時半、隣の駐車場からは、アクトスの駐車場よりたくさん星が見えたるけど、流れ星は無し。
ひとまずうちに入り、その後、チョコチョコYahoo掲示板の流星情報を確認してると、見た、見えたの声が多くなってきて、もう一度駐車場へ。
待ってればポツリポツリだけど、流れ星を確認、せっかくだからもう少し星の見えそうな場所へ行ってみようという気になって、(夜の公園に中年親父一人、星を見に来たなんて、なんか、ほら、他の目的のいいわけだと思われても困るので)下の息子を誘って、緑の丘まで行ってみた。

公園の入り口に車を止め、芝生広場の入り口の階段に足をかけたとき、ふたつ同時に星が流れた。
芝生広場の端っこに立ち、空を見上げると、うちの駐車場で見た星と星の間、黒い闇と思っていた場所に、まだたくさんの星、さらには、星雲みたいな場所も見えて、天球と言うのにふさわしい、新月の星空の美しさに見とれてしまった。
ここまで来ると、流れ星も頻繁に目撃。
もう、複数一度、と言うのは無かったけど、長く尾を引くようなくっきりとした流星も見られて大変満足。
何より星の数が打ちの駐車場とは全く違うそのことに一番驚いた。
時々横の車道を通る車のヘッドライトりが、天球の裾の黒色を白く濁らせる。
ぼくの町のささやかな明かりがが、星を見るのた妨げとは思わなかった。
うちの駐車場で見る夜空の闇は、ここと比べたら白い濁りがあるぶん、星の数が少ない。

星を見るなら、緑の丘、とはいえ前述のとおり、おっさん一人夜の公園には行きづらい、息子が付き合ってくれなくなれば私はもう行かないけど、今度なんとか流星群が来たら、緑の丘へいかがでしょう。
うちのベランダで見るよりずっときれいな夜空が見られると思います。

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