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同 窓 会
2003/8/17

可児町立中部中学校昭和47年度卒業の同窓会に出席しました。
卒業生、5クラス、約200名中、70名の出席、全体の3分の1と言うのは、盛況(だと思いませんか)。

45歳の同級生。
子持ちの大半は、もう20歳前後の子どもがいる
白髪が混じり、しわが刻まれ、ついでに半分くらいが、老眼を自覚する、そんな歳。
大きく膨らんだり、ちょっと萎んだり、姿かたちの変わりようもなかなか。

何しろ、学年全部が集まるのは、30年ぶり、同窓会の間、その大半の時間、あれは誰、これは誰、お互いが胸に張った名札と、受付で貰った名簿を頼りに調査、オソルオソル接近、そして確認、たまに失敗。
その繰り返し。

うちの子どもが通っている、現在の可児市立中部中学校は、8クラス、上の子のときは、9クラス。
それに較べて、5クラス200人は、こじんまりしたもの。
だから、クラスが一緒、クラブが同じ、小学校が一緒、なんやかや、誰も、お互い接点はある。

会も半ばには、なんとか、中学生の当時の記憶と今の姿が、お互い重なって、やっとこさ、昔の話が始められる状態へ。

もちろん、わずかな例外はあって、会う人みんなに、「お前、誰?」と尋ね、名前を聞いては「知らん。」を繰り返し、結局、同窓生の大半が、初対面同然と言う、ヒビケンみたいなのもいたけれど。
まぁ、あいつは、あいつで、今日、一挙に新しい友達が70人近く増えたんだから、同窓会に出てよかったんだと思う。

とにかく、70人が、お互いの確認作業を終え、あっちで集まり、こっちの仲間に顔を出し、会場の、テーブルを廻り、記憶の糸を手繰り、なんとかお話が盛り上がり始めた頃には、11時過ぎに始まった会も、もう午後4時。

さすがに、もうここ、塩河カントリーのコンペホールは出ないとまずい。
でも、5時間経っても話は尽きず。

そこで、今日、自分が幹事をやるため、店を休みにしたカンちゃんに、無理矢理、店を開けて貰って、二次会決定。
出席者の3分の2、40人以上が二次会参加。

もうお酒もしっかり回って、タカムラ以外のみんなも、口の滑りが良くなると、話題もずっと砕けてくる。
じぶんちの息子や娘にはもちろん、大人になってからの友人にだって、こんな話は出来ない。
いい年こいた、おじさん、おばさんがむかしあの子が好きだった話で盛り上がったりする。

そりゃ、こんなこと、中学の同級生でなければ、それも同窓会でないと出来ない。
同窓会に出なかったら、私だって、いい年して気持ち悪いと思うかもしれない。
でも、盛り上がるんだからしょうがない、人間なんて、歳食って、分別くさい顔になったって、中身はあんまり変わってないみたい。

中学生のときの、好きだのなんだは、交換日記だの、告白だの、幼くて、拙い、牧歌的なお話。
誰がどうしたなんて、ゴシップの類じゃ無くて、つまり、中学生のあの時、あの場所、雰囲気、におい、ざわめき、そんなシーン全てが一番鮮明に甦る、愛しい(なんて気恥ずかしいけど)、ほほえましい、思い出と言う事なんだろう。

あっちこっちで、告白した、振られた、目撃したと言う話が出てくる。
で、圧倒的に振られた人の思い出話が多くて、振った話や付き合ってましたなんて話をする奴はいなかった。
30年経って、俺だけじゃないと安堵。

で、カンちゃんとこのビールを全部平らげ、冷蔵庫の氷全てを使いきり、もういい加減おいとましないと、カンちゃん、明日も店が開けられなくなる。
で、お開きになったのが、もう8時。

同窓会を満喫させていただきました。

でも、あいたかった人の、3分の1くらいは、今日来てなかったし、もう少し話をしたかった人が5分の1くらい居たし。

来年もう一回同窓会があるといいなと思います。

来年は、アンドウと一緒に手伝います。
だからカワグチよろしくね。

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