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可児川の河童
2003/5/20

連休中、暖かい、と言うより暑い日が続いた。
子ども達は、それぞれ部活、あるいは友達とお出かけ。
ゴールデンウイーク中、息子達が昼間なにやっているのかよく知らなかった。

それが、数日後、晩飯の最中、下の子が何気なく、可児川で泳ぐとマズイかと聞く。

そりゃ、マズイだろう。
お父さんが子どもの頃にもう、背中の曲がった魚が上がった、だの、茶色いあぶくが澱んでただの、ろくな話が無かった。
死んだりはしないにしても、あんなとこで泳いで水飲んだりしたら、ちょっと怖い、目なんか開けたら潰れるかも知らん。

と言ったら、顔色が変わった。

エッまさか、お父さんの顔色も変わった。

嘘だろ、お前が小学生のとき、釣りしてたら、中学生が川に飛び込んだ。
って驚いてたじゃん。
おまけに、そいつがお父さんの同級生の息子。
○○(同級生の名前です)トコの息子バカだ、おやじもバカだったもん。
とお父さんなんか、大笑いして、あげく、○○(同級生の名前です)にあった時、お前んとこの息子、可児川で泳いでた、元気のいい馬鹿でよかったね、まで言っちゃた。

おまえ、さっき、シュノーケルがどうのこうのて、そんなもん用意してたら、○○の息子よりもっと馬鹿。そんなことあいつにばれたら、鬼の首獲った勢いで言い返される。
どうすんだ、馬鹿息子。
まさか、海パンに履き替えておよいだんじゃ無いよな。

その日は、私の剣幕に、聞いてみただけ、冗談やん・・・と逃げたけど、笑顔は凍りついてた。
で 、タワケは、二、三日で自白しました。

スノーケル持っていって、水中眼鏡で川底を覗いているうちに、思わず上半身までずぶりと水に浸かって、魚を追いかけたんだと。
やっぱりうちのほうが、馬鹿だった。

一緒にいた友達二人も、川に入って水中眼鏡で魚の観察、シュノーケルも役に立ったらしい、三馬鹿、あんなところでシュノーケリングなんて、お父さんは身の毛がよだつ。

夏になったら、板取川へ連れて行くからそれまで我慢してねと諭しました。

どう考えたって、可児川で泳ぐのは困る。
でも、可児川の水質、今はどうなってんだろう。
泳げないけど、むかしより、水質は良くはなっているのだろうか。
そうであってくれれば・・・・・。

インターネットで調べてみた。

Yahooで、「可児川」 「 水質」 二つの言葉にヒットしたのは、約百件。
ヒットの最初で、「可児・御嵩地区の 水質調査箇所 ・・・ 可児川 ... 」のページにヒット、元は県庁建設事務所のページらしい
この近辺の川の状態が一覧できる、環境は改善されてるらしい事はわかる。
でも、「BODとSSが一時的にやや汚染が進んだが・・・・・」と言われても、どのくらいきれいなんだかさっぱりわからない。
つまり、川から上がったら、手をあらわなきゃいけないのか、それとも、川に入って手を洗ってもいいのか、そういうことは判断できない。

そこでBOD値で検索、「BODを考える」http://www.sterapore.com/str/sp_news/back/019BOD.txt
ページがあったけど、これを読んでもちっともピンとこない。(どうでしょう?わかります)

あたま痛くなるので、この手のページを避け、見つかったのは「カワゲラウオッチング
こちらは市の環境課、「『少し汚い水』の指標生物が多い状況」と書いてある。
BOD値よりましだけど、ちょと汚い、だの少しきれいだの言われても、やっぱりわからん。

ここで、このページたいする疑問、カワゲラの観察報告が無いのは何故。
で、検索、こういうことです。
カワゲラは,きれいな水に生息する代表的な指標生物であることから,県内河川の水質浄化の願いを込め,事業名に取り入れました。」(参照 http://www.pref.gifu.jp/s11142/dataetc/kawagera/index.htm)


小汚い東京の川にさえ、タマちゃんの一匹や二匹いる。
要するに、「少し汚い水」の可児川で、河童がウオッチングできちゃっていいんだかどうなんだか、知りたいのはそこんとこ。

考えた結果、「可児川」「水質」に「遊泳」を足して検索。

カテゴリ・サイト・ページ検索で一致する情報はありませんでした。

とでた。
問答無用、河童の生息は難しい。
うちの子に、よく言っとこう。

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