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空  手
2003/3/16

アルバムにリンクうちの子は、小学二年から高一の現在まで、ズット空手を習ってる。
空手の先生にお世話になって、もうすぐ10年。
学校の先生よりはるかに長く面倒見てもらっています。

うちの子達が、小学生の部一期生。
と言うか、先生は子供を教える気はなかったので、押しかけ。
きっかけは、今も一緒に通ってる子のおばあちゃん。
先生が中学校の武道場を借りて、練習を始めた頃、おばあちゃんが、うちの子も教えてまえんかと直談判。
子供なんか、教える気なかったのに、年長者相手に、きつい事言えず承諾。
そしたら、ついでに、友達何人かがずるずると入り込んだ。

最初から道着は買わんでもエエで、体操服で練習しにきやぁ。
ほんで、通えそうなら、道着買えばエエわ。
あつかましいお母さん達は、新しい子を勝手に勧誘。
小学生の数のほうが一般より増えてしまった。

最初の頃は月謝も取られなくて、練習器具なんかの経費から何から、全部先生の持ち出し。
あんまりなので、月謝を出させていただくよう申し出た次第。

とてもおおらかな先生で、子供相手にむきになって、怒鳴ったり、手を上げられことは一度もなかった。
ただし、やる気の見られない子には、練習終わりに個別にきちっと指導。
先生から、一言あれば子供たちの背筋は伸びる。
それに、組手もあるし、手を抜いて、ふざけていれば自分に返ってきて痛い目見るだけ。
みんな真面目に教えていただいています。

小学校の高学年からは、大会のお誘いも頂くようになったのですが、実戦空手という流儀なので(親子ともども、入ってから知った。)、試合は、いわば素手の殴り合い(顔を殴るのは反則)。
試合に出てみたら、と息子に勧めると、だって痛いよ、とヘタレな態度。
試合に出なければ、ダンス習ってるのも同じじゃん、度胸決めて出てみろよ。
と、血を分けた親子と言えど、息子が殴られたって、自分が痛いわけじゃないお父さんは、はっぱをかけました。

五年生の時、初めて試合、お父さんは、コールドスプレー、湿布薬、氷枕とありったけの(足りないものは、薬屋さんで買い揃え)救急薬を持って子供を送って一緒に会場に行きました。
そしたら先生に、お父さんの期待されるほど選手は怪我しませんよ。
と言われてしまった。

それから、五年。年に2、3度の試合はもちろん、週二回の練習でも、骨折など大きな怪我はしていません、せいぜい、試合の後、体に青あざが数箇所といったところ、もちろんお父さんは痛くない。
確かに、試合で足の甲を骨折した子がひとり、練習中に、肋骨にヒビ、なんてことも大人の部ではあるようですから、絶対安全なスポーツとはいえない。
でも、サッカーなんかけっこう怪我多いし、やたら骨折する子が多い小学校のスーパードッヂよりは、危なくないと思います。
個人競技なので、自分次第で、長く続けられるスポーツ。

最初から、胴衣を買う必要はありません、興味があればジャージで、見学、練習に参加してみませんか。

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