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謹賀新年
2003/1/8

新年、明けましておめでとうございます。
我が可児は、暖かく、おだやかなお正月になりました。

毎年、紅白が終わると、年越しそばを喰って、それから、近くのお寺で除夜の鐘をつき、その足で地元の神社へ参拝します。

そばを喰う頃に、上の息子の幼なじみが何人かやってきます。
今年は三人きてくれました。

うちの子は(お父さんに似ず)、喰うのが遅く、量も少ないのですが、お客様は三人とも、こちらの期待に答え、多少無理しつつも、そばのお代わりをしてくれてとてもうれしい。
他所でおよばれする若者はこうあって欲しいと思います。

みんなでそばを喰い終えた頃、下の子の友達と隣の高校生がやってきて、総勢八人(うちも含む)で、子供たちは、私たちをおいてさきに出かけました。

後を追ってお母さんと二人、鐘つき堂に行くと、すでに二、三十人の行列、すると突如、お母さんが、知らない兄ちゃんの集団に突撃、赤い服のひとりをバシッとはたいた。
何事かいな、と思ったら、うちの子達と間違えた。
ゴッ、ゴメンとか言いながら、戻ってきました。

ドタバタがしてるうち、子供たちは、もう鐘つきを始め、全員がつき終わっても、私たちの番はまだ先、我々二人がいなくても百八回はクリアしそうなので、鐘つきはパスして子供たちについて神社に向かいました。

神社に向かう一本道は街灯が少なく、おまけにお墓の前を通らなければいけないので、小学生の頃は私たちにくっついて歩いていました。
それが、暗いといっても細い道、おとなが、ご近所の知りあいとすれちがうたび、新年の挨拶を交わすので、彼らだけで、ズンズン前を行きます。
今はあとを追うこちらが金魚のふん状態。

村木神社は、松明と大きなたき火が、あたりを照らすだけの、地元の小さな神社、うちから歩いてくる人ばかり、それでも、なかなかの賑わいです。
とはいえ、神社に参拝するのに行列が出来るわけではないので、お参りはすぐに終わり。
すぐに帰ればいいようなものですが、大きなたき火の周りには、なんとなく人が集まり、火にあたります。
ときどき、大きな丸太が、火の中に放り込まれるたび、パチパチと火の粉が舞い上がり、夜空に花火みたいに広がるのをみんなが眺めています。

たき火のにあたっていると、下の子をお参りに誘いに来た子の家族に会いました。
西福寺で、鐘を撞いてきたと言うと、その子のおじいちゃんが、うちの檀家は定光寺(神社のすぐ近く)だ、帰りに寄って鐘ついてこい、といわれました。
ここで、下の坊主は友達に着いて、そのこのうちへお泊りさせていただく事になってここでお別れ。

残りのみんなで、うちに帰って、高校生は今度は、自転車で鳩吹山で、日の出を拝みます。
去年、3時にうちを出て、日の出まで長いこと待ったので、今年は5時出発、と言いましたが、五人も家でガヤガヤやられちゃ、ゆっくり眠れないので、4時には、もう出かけろと追い出しました。

これで今年の年末年始の恒例行事が終わ、本年もよろしくお願いします。

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