電子帝高タイムズ号外
3月2日 (火曜日) 
  帝国高次工業大学付属高等学校新聞部     

大学部で謎の大爆発

  
炎上する部室
部室長家の窓ガラス粉々


 2日午前1時30分ごろ、大学部北東の機動兵装研究部部室が
爆発。鉄骨スレート葺の作業場210平方メートルが全焼。
 爆風は20メートル離れた科学部部室を含む13の部室の窓ガラ
スを粉々にした。
 作業場にいた機装研部長の梅本さん(21)を含む部員3名は、
買い出しに出かけていて無事だった。
 大学部合同事故調査委員会の調べによると、爆発当時、作業場
は無人だったが、午前1時10分までは現場に火の気は無く、また
爆発するような危険物を同部は保有しておらず、製作中だった新型
ロボットについても事故との関連性は薄いと見られている。
 このため、調査委員会は同部を狙ったテロ行為の可能性もあると
みて調査を続ける予定である。
 一方、大学部学生課は2日9時付けで、原因が解明するまでは学
内での活動を自粛するよう同部に通達したという。
  炎上する大学部機装研究部部室=2日午前1時45分
活動は継続 大学部機動兵装研究部の梅本部長は、部を代表して「真に残念な事だが学生課の要請は尊重する。残った資材等は高等部の機動兵装研究部に預け、活動も小規模ながら同部の部室を間借りして続ける」と話している。        
 大学部機動兵装研究部はロボット工学で有名な真芝美沙博士を輩出した大学部でも有力なクラブであるが、最近では人材不足により存続が危ぶまれていた矢先の出来ごとに関係者一同はショックを隠しきれない様子であった。           


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