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若尾店長 岐阜県可児市で漬物会社を経営する若尾修会長は、手造りの味を大切にしたいとの思いから、可児市と土岐市の間に 位置する山里にて、手造り直売の店「大萱の里」を開きました。」

店内には、会長ご自慢の手造りの漬物や加工品のほか、新鮮な野菜や山菜、豆など健康にいい食材が豊富にそろっています。

また店では食事もでき、囲炉裏でとれたての松茸や筍を焼いて食べるといった同店ならではの楽しみもあります。なお漬物講習会もあり、漬物の漬け方が習えます。

森山 こちらはいつごろオープンされましたか。
若尾 一昨年の10月です。元々ここに私の隠居所を作ろうと考えていたのですが、隠居するどころではなくなりました。
森山 可児市で漬物会社をなさっているのですよね。
若尾 はい。有限会社若尾漬物店と有限会社ラインフーズをやっていまして、すべて息子に譲りました。
森山 どうしてこちらを開くことになったのですか。
若尾 会社では漬物はコンピュータ管理で作ります。私は16歳の時から漬物作り一筋できて、手造りできなくなったことを寂しく思っていました。それで昔のように漬物を手造りしたいとここを始めたのです。
森山 そうしますとこちらは手造りの漬物が大きな特徴ですね。
若尾 そうです。あと医食同源を提案したいと、健康にいい自然の食品をそろえています。
森山 野菜や山菜、豆類などが豊富にありますね。
若尾 仲間が「これもおいしい」とか「これは体にいいから」と言って、いろいろ持ち寄ってくれるのです。
森山 豊富な品揃えも魅力ですね。私も見ていると、あれもこれもと欲しくなります。食事もできるのですか。
若尾 はい。主に昼ご飯を提供しています。
森山 メインはやはり漬物を味わう料理ですか。
若尾 そうですね。あと季節の野菜や山菜を取り入れたご飯ものや丼もの、甘露煮などです。
森山 今懐かしくて、いい匂いがしますが、何かの甘露煮を作っていらっしゃるのですね。
若尾 イナゴの甘露煮です。
森山 こちらでは本当に自然のおいしさと体への栄養を丸ごといただけそうですね。囲炉裏がありますが、何かを焼くのですか。
若尾 松茸や筍を焼いて、召し上がっていただいています。
森山 こちらならではのぜいたくですね。松茸は高いでしょう。
若尾 市価の半額くらいです。
森山 うれしいですね。こちらでは漬物講習会もあるそうですね。
若尾 はい。皆さんにおいしい漬物を漬けていただきたいので、お教えしています。時々家で漬けたものを持って来て、どうすればおいしくなるかと聞かれる方もいます。
森山 お客様との漬物談義も盛んなようですね。
若尾 はい。私はお客様と会話を楽しめる店にしたかったのです。
森山 今後もご繁盛をお祈りします。
※『グラフ日本』に掲載されたインタビューより転載いたしました。


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