計量法について

 平成4年5月に計量法の改正が改正され、国際単位系(SI単位)への移行が公布されました。実際上は移行猶予期間を設けて、段階的に移行されて来ましたが、本年9月30日を最終期限とする表1の9量の移行をもって終了します。
 従って、今年10月1日以降72の「物象の状態の量」に関しては、取引及び証明にSI単位以外は使用出来なくなります。


1.平成11年9月30日までは法定計量単位とみなされる計量単位

物象の状態の量

猶予期間中,使用を認められていた単位(A

101日以降,使用しなければならない単位(B

kgf ,重量グラム,重量トン

N

力のモーメント

kgfm

Nm

圧力

kgf/ m2,重量グラム/ m2
mHg,
mH2O

PaN/2bar

応力

kgf/m2

PaN/2

仕事

kgfm

JW・s,W・h

工率

kgfm/s

W

熱量

cal

JW・s,W・h

熱伝導率

cal/(sm・℃)cal/(hm・℃)

W/(m・K)W/(m・℃)

比熱容量

cal/(kg・℃)

J/(kgK)J/(kg・℃)


違反した場合の罰則は次のとおりです。


文書類を取引・証明に当たるもの、当たらないもので整理すると次表のようになります。(通産省の解釈)

取引又は証明に当たるもの

取引又は証明に当たらないもの

契約書
仕様書
性能証明書
官公庁への提出書類

カタログ類
取扱説明書
契約書に添付する参考資料
広告類

 1999-09-11 Sa