塾長チーム

可茂ロードウェイズ
第1回Aリーグに参加した際のチーム名称。塾長家の会社名をモチーフにしているが、野球っぽいチーム名が荒屋塾全体としてのサッカーへの習熟度がまだ低かったことが窺える。
栄えあるAリーグ初代優勝チーム。負ければ同率首位というシーズン最終戦での緑との直接対決はPK戦にまでもつれこんだが、最終的には薮ちゃんを捻じ伏せて優勝を決めた。1シーズンに3敗もするなど塾長としては苦戦した部類に入るだろう。
しかしこれは記録をひも解いてみて初めて第1回シーズンが接戦だったということが浮かび上がってきただけであり、当時を知る塾生には塾長の圧倒的な強さの印象しか残っていない。これは第3節まで3敗していて、第4節以降は無敗ということが関係しているだろう。要するに第4節からは「お遊びはここまでだ」という塾長から塾生への厳しいしつけが行われたということなのだ。

ジェノバ・アメデオーズ
第2回Aリーグに参加した際のチーム名称。「アメデオーズ」の名称はホームであるイタリア・ジェノバにゆかりの深い、名作劇場『母をたずねて三千里』に登場する小猿・アメデオにちなんでいる。
塾長のチームの中で、唯一2連敗(第2節のレゴ戦・RAD戦)を喫したチーム。しかしいくら大袈裟に言っても、所詮はたかだか2回負けただけのことで、しかもその連敗以外は一切敗北することのないまま優勝した。まさに第2回のAリーグを『母をたずねて三千里』の主題歌のごとく「山もなく、谷もなく」の平淡なシーズンに終らせたチームである。

ラ・ヴァルス
第3回Aリーグに参加した際のチームの名称。ホームタウンはイタリア国内であることはおそらく間違いないと思われるが、正確な都市は不詳。「ラ・ヴァルス」の名称は『ボレロ』『亡き王女のためのパヴァーヌ』などで有名な作曲家モーリス・ラヴェルの作品名にちなんでいると思われる。
塾長のチームの中でもさらに特別なステイタスである、無敗優勝を達成したチーム。またボンボリングを繰り返すボンボに天誅を加え、第5節のボンボ戦・レゴ戦では塾長自身が「恐ろしかった」と語った最高のパフォーマンスを発揮するなど、終始安定した強さで他のチームを寄せ付けなかった。

ACトリノ
第4回Aリーグに参加した際のチームの名称。ホームタウンは名前の通りのイタリア・トリノ。歴代Aリーグ参加チームの中でも有数の、味も素っ気もないチーム名である。
第6節のRAD戦に敗北し、惜しくも無敗優勝は逃したものの、第3回の無敗優勝を達成したラ・ヴァルスと比較すると、勝利数(ラ・ヴァルス・18勝/ACトリノ・20勝)総得点(ラ・ヴァルス・108点/ACトリノ・127点)で上回り、塾長歴代最強のチームだったといえるかもしれない。

AC故郷(ふるさと)
第5回Aリーグに参加した際のチームの名称。ホームタウンはR.バッジョの生まれ故郷である、イタリアのヴェネト州カルドーニョ村。しかしシーズン開幕時に塾長がその地名を失念していたために、いしけんによりこの何やら妙にノスタルジックなチーム名が決定された。
チームの特徴としてはR.バッジョを絶対的な中心として、その周りを他のチームならタダでも要らないようなメンバーで固めたチームである。そのチーム力は明らかにナショナルチームにも劣るものであった。
そうしたチーム力にも関わらず、14勝1分1敗という、いつも通りの圧倒的な成績で見事リーグ制覇を成し遂げたのである。
しかし各試合のボール支配率をみると、全16試合の平均支配率が44.2%であり、支配率が50%を超えた試合は5試合だけである。さらに50%を切った11試合のうち、6試合は支配率40%を切っているのだ。この数字を見ると、けして塾長も楽に勝っていた訳ではないということを窺い知ることができる。
その苦労を感じさせないほど塾生たちを唖然とさせていたのが、チームの柱として活躍したR.バッジョではなく、塾長によって限界以上の力を引き出されていた、ブランコを筆頭とした周りのメンバー達の活躍であった。圧倒的な能力差があるはずなのに、ボールがカットされる。遅いドリブルのはずなのにカットできない。こうした現象に塾生たちは自分と塾生との決定的な違いを知り、ひれ伏す他はなかったのである。

ロベルト・バッジョ
第1〜5回Aリーグのすべてでドラフト1位指名で塾長チームに所属。Aリーグ通算168得点は歴代2位。塾長チームでただ1人5シーズンすべてに所属し、その期待に応えエースとして君臨。

ブランコ
第5回AリーグでFC故郷に所属。第5回AリーグAAFA最優秀選手賞を受賞。能力の限界を超えた脅威のディフェンスで、並み居る強豪FW陣を封じ込めた。

ホルヘ・カンポス
第3・4回でラ・ヴァルス、ACトリノに所属。塾長チームのゴールを守っただけでなく、RAD戦ではゴール付近までドリブルで攻め上がりシュートまでした。

ディエゴ・マラドーナ
第4回Aリーグにおいて最終節だけACトリノに所属。オーナーの方針でレゴ所属の福田を得点王ランキングに入れさせないためだけに加入され、その1節のみで10得点をあげ得点王ランキング10位に入った。第1回Aリーグではシェフホワイテッド長坂に所属。

フランコ・バレージ
第3・4回Aリーグでラ・ヴァルス、ACトリノに所属。Aリーグを代表するDFとして塾長チームの鉄壁な守りを築き上げた。第2回シーズンではボンボに所属。

パオロ・マルディーニ
第3・4回Aリーグでラ・ヴァルス、ACトリノに所属。バレージと塾長チームの鉄壁な守りを構成し続けた。第2回シーズンではボンボに所属し、第5回ではオーナーのチーム構想から外されC−20に移籍。
主な所属選手達
全シーズン、オーナーと共にしたのはロベルト・バッジョ唯一人。シーズン毎に大きくメンバーも変わり、第5回Aリーグにおいてはそれまでの主要メンバーを全て放出して、ピークを超えたベテラン選手を揃えるなど、正にバッジョ中心のチーム。
バッジョを筆頭に数々の神がかり的なプレーを魅せてきた彼らだが、オーナーのあまりに巨大な力のため選手自身の評価が上がることはあまりなかった。
Aリーグ トップ
Aリーグ通算 全97試合 78勝12分7敗 総得点447得点 総失点211
対戦相手 勝利 引分 敗北 得点 失点 勝率 平均得点 平均失点
薮ちゃんチーム 19 114 66 .826 4.22 2.44
いしけんチーム 22 121 65 .916 4.48 2.40
大原チーム 23 16 .800 4.60 3.20
おうさんチーム 18 101 38 1.000 4.59 1.72
かんちゃんチーム 15 88 26 1.000 5.50 1.62