夕張から函館に向け出発。フェリーの時間があるため飛ばして帰る。
高速道路では速い車を前にしてついてゆくのはよくやることであり、我々を抜いていったプリウスを目標にすることにした。しかしこのプリウスが恐ろしく速くなりだしてきて、140キロだしても離されてゆく。運転手の薮ちゃんは2人には黙って運転していたのだが、助手席のいしけんがことの異常さに気付きだす。薮ちゃんはこの時初めて150キロ以上だすことになるが、それでも差を縮めれない。我々を目標にしていた後ろの車は脱落していく。
前方に超速プリウス 我々を異次元の世界へと導く
このプリウスは速いだけでなく、覆面パトカーの可能性がある車に追いつくとしばらく後ろをついていき様子を窺い、シロだとわかればすごい勢いで抜いて行く。我々はこの減速時になんとか追いつくことができた。
ある時は何もない所でブレーキを踏み出し90キロ以下まで減速し、何事かと思いしばらく走ると隠れて張っているパトカーを発見。このプリウスについていけば間違いないと確信する。
しかしこのプリウスは一枚上手で、1車線で遅い車に捕まるのだが、インターからあがってくるわずかな車線を使い抜いて行く。もう追いつけないと思われたが、また遅い車に捕まっていた。しばらくこういったことを繰り返すのだが、そのうち2台に分身し我々を混乱させる。分身の方をなんとかやり過ごすが、本物の方はその隙にはるか前方に。もう追いつくことは出来なかった。
このプリウスのお陰で予定より大幅に早く終点の長万部に到着、下道で函館に向かう。この間も違うプリウスに出会うが、このプリウスも速い。プリウスオーナーはみんなこうなのだろうか、プリウスはこんなコンセプトで作られてないはずである。
この下道は5時過ぎだったこともありこの旅一番の車の数。この2日間で高速走行に慣れすぎた3人には非常に遅くてきつかった。