医学英語勉強法

循環器専門医のための
医学英語勉強法講座
ACCEL tape :
American College of Cardiology
Extended Learning tape

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文責  山本内科耳鼻科院長 山本秀平 (2003/9/15)

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AHA, ACC など海外での学会に応募した演題が採択されますと、突然に楽しくも、また一種不安でもある学会発表の準備が始まります。 晴れの舞台ですので、とにかく上手に発表して、質問も難なくこなし、拍手を浴びながら壇上から降りたいと誰もが思います。

手っ取り早い方法は完全原稿を作り、完全暗記、想定問答集を作成、これも完全暗記し、本番では棒読みする事ですが、 この位はどなたでも準備される事でしょう。 しかしながら悲しいかな、これでは準備が少し足りません。

が、語学は一日にしてならず、将来の発表を夢見て、日ごろから英語に慣れ親しんでおく事が肝要です。 それにはなんと言っても ヒアリング です。 言われた事が理解できなきゃ答えようが無いのです。 理解出来さえすればしめたもの、待ってましたとばかり答える快感は嬉しいものです。 あるいは一方、"そんな難しい質問は答えられませんよ、あなた、実はおっしゃりたい事があるんでしょう"と答えれば、 形ばかりは外国人とディスカッションした事にはなりますが。

インターネットライブで英語発表が聞ける時代ですが、私のお勧めは ACC が販売している教育カセットテープです。 http://www.acc.org/ にアクセスし、 Home/Products/Audio Journal/ACCEL で ACCEL videocassette program in cardiology の刊行案内にたどり着きます。 http://www.acc.org/education/products/accel/accel.htm がその url です。

このテープは国内では 2003/9/15 現在、福岡大学図書館にあるようです。
http://www.lib.fukuoka-u.ac.jp/cgi-bin/opac/books-query?mode=0&code=20536396&key=
逆に言い換えますと、他の大学には残念ながら備えてないらしく、私は福岡大学図書館長さんの見識を評価します。 日本の循環器専門医の大半はこのテープを聞いた事がないのでしょう。

ところで1986年にバッファローに留学しましたが、周囲に誰一人として日本人はおらず、 大学にいる限りはどっぷり英語につかった留学生活でした。 しかし、それでも私の語学欲は満たされませんでした。

ところがこのカセットテープが、やはり米国、図書館に全部揃えてありました。 従いまして片っ端から借りて、通勤の車の中などでいつも聞き流していました。 米国人とディスカッションしない時間に欠かさず聞いていたのです。 週末に旅行に行く時も必ず旅の友でした。 ついには英語で寝言をしゃべったと家内に言われ、嬉しかった事を思い出します。 帰国してからはただちに ACC に手紙を書き、個人で購入し、なおさらの事、通勤途中などに聞き続けていました。

しかしながら開業し、あまりの忙しさに聞かないテープがどんどんたまり、結局そこで止めました。 以後は徐々に語学力が低下しています。 尤も開業により英語で発表する機会はゼロとなりましたので、それでよかったのですが。

このテープに聞きなれてくるといずれ英語のなまりというものに気づかれるでしょう。 Why ? ひとつをとっても東部出身のブラウンワルド先生なら ワイ と聞こえます。 南部出身のハースト先生なら ホワーッ と聞こえます。 カテーターなんて英語はない事にもすぐお気づきになるでしょう。 キャーセタと、第一シラブルにアクセントを置いて発音するとやっと彼らに通じます。 ところで私のカセットライブラリは相当古いですので、故グルンツィヒ先生のスイス訛りの英語も収録されています。 グルンツィヒ先生はその後、不慮の飛行機事故にて帰らぬ人となられました。 皆さん、一度(ファイトある人は一生)お聞きあれ。 尚、昔はカセットのみでしたが、昨今はCDもあると、先程、知りました。

余談になりますが、私は相当多数の生粋の米国人から ドクター・ヤカートと呼ばれていました。 彼らはどうにも "ヤマ" が発音しにくいのですね。

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