日立レセコン・メディカルエイトを用いた
法人決算自動処理プログラムの本邦初の突貫工事一夜開発
文責 山本内科耳鼻科院長 山本秀平 (2003/10/17)
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レセコンに日立レセコン・メディカルエイトを用いておりますが、何処の医院さんでも日報、月報を作成してみえると思います。 多くの医院さんでは事務員さんがつけてみえるのでしょう。 当院では私、院長がひたすら毎日日報の仕事をしています。 これ以上、残業が多いと職員が辞めてしまわれないかと、なるべくできる事をしています。
また更には毎月の月報、日報を会計事務所に渡していますが、法人の決算資料にいちいち、 手計算のような事をしてみえますので、これではいけないと省力化、自動処理という事を考えてみました。
問題は要するに、レセコンというものはそもそも毎月単位の保険請求のための仕様であり、年報の作成機能が無いということです。 現機種日立がそうですし、以前サンヨーメディコムを使用していましたが同機能はありませんでした。 医科展などのデモでも見た事がありません。
日報、月報はテキストファイルで抽出できますので、これを利用して保険請求マシンならぬ税務処理法人決算マシンとして新たな機能付加、 つまり年報処理をパソコンで行う事を考えました。 前準備としては全ての診療日の日報及び十二ヶ月の月報を出力します。 更には窓口会計として業者さんへの支払い、なども全て架空の患者さん、つまり業者というお名前で 自費扱いで、負担率百パーセントのダミーを作り、これに全て入力します。 出金が多いのですが入金としては、待合室にある公衆電話の十円玉の回収金、保険審査での謝礼、 あるいは若しや自動現像液の廃液の売却益などがあります。
私の得意とする所は、ファイルのコピー、書き足しなどバッチで数行で書ける部分は主バッチで処理し、 テキストファイルの任意の部分の数字を抽出し合算するという作業はBASICで書いて、 このBASICを動かす各役割分担バッチも一行書いて、 次々と主バッチから、各役割分担バッチを呼び込むという、何ともはや Simple is best. を地で行くプログラムです。
日報、年報のファイル名にも工夫が必要です。バッチ処理により特定の日、特定の月を呼ぶにはファイル名しか識別するものがないからです。 日報は半角六文字、つまり年月日をファイル名とします。月報も半角六文字、つまり年月+"月"をファイル名とします。
未集金処理ですが、日報にしか出てこないのが何ともはや日立レセコンの悲しい所です。まず三百六十五日の全員の未集金を抽出します。 抽出する項目は、患者アイディー、患者名、未集金額、発生日です。但しこれを単に集計しても答えは得られません。 複数日受診している患者さんは二回目受診日に前回の未納をお支払いされてみえるからです。 つまり最終診察日に未納が発生した方の額だけが年報集計すべき額です。
という事で話は前後しますが、決算月の頭書きデータから登録者全員の最終診察日データを抽出しました。 患者アイディー、患者名、最終診察日です。あとは簡単です。 以上の二つの集合から未収金発生日が最終診察日の方を抽出し、これを合計すればよいのです。
法人ですので、職員の診療があります。 院長も粗食であるにも係わらず尿酸値が高く、薬を飲んでいます。これらの額の合計も損金処理に必要です。 これは比較的簡単です。これら人員の患者アイディー、患者名のファイルを作成します。 そしてこのファイルを見ながら十二の月報の全員から該当する者を抽出するのです。そして合計して、会計処理は終りです。
実は一言では言い表せない tips があり、バグ取りにも難渋し、徹夜し、産みの苦しみというものを味わいましたが、めでたく完成し、 インターネットに発表という感動をも味わってしまいました。このフリーウェアにご興味のある医療機関様はメールをください。 結論ですが、これさえあれば年に一回クリックするだけでよし。
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