ディクタホン(dictaphone)って何だろう?

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ディクタホン(dictaphone)という機械がありますが、日本ではあまり知られていないが 米国社会には深く浸透しているものです。 早い話がテープレコーダとヘッドホンの組み合わせで、秘書が教授が録音したテープを聞きながらワープロ起し、つまり文字化する機械、作業をいいます。 実は商標のようで dictaphone をキーワードで検索しますとYahoo (U.S.A) で、84,100 件ヒットし、一番目が Dictaphone Corporation で、製品が会社名になっています。ちなみに
ovider of innovative voice technologies for the efficient capture, management,
and distribution of voice-originated information in hospitals, clinics, contact centers, public safety call centers and financial institutions.
www.dictaphone.com/ - 14k - Cached - More pages from this site
Category: Telephone Systems >Computer Telephony
です。

かたや日本のヤフーでディクタホンをキーワードで検索しますとたったの25件でした。明らかに日本ではこのビジネスは成り立っていません。

1980年半ば米国の医学部に留学していましたが私がボスの部屋へ行くと彼はよくマイク片手に壁に向かい、あるいは窓の外を眺めながら、早口で録音していました。 傍らの秘書室では専属の秘書がヘッドホンをつけパソコンに向かい、彼の録音テープのワープロ起こしをしていました。 そして作業が終了すると印刷しボスに手渡すのです。 ボスは自分の話内容が活字化されたものに自ら目を通し、自ら添削、再度印刷を秘書に指示、あっという間に活字文書の出来上がりです。

逆に言うと、私のボスは全くキーボードは触らない、退官までとうとう触らなかったのです。 そして彼からは(今は秘書なし、奥様だけなので)手書きの手紙のみが来ます。 年とってからパソコンを行うというのは大変なのでしょう。 私は先生には生涯、電子メールが出せないのだろうと半ば諦めています。

ところで私にディクタホンをせよと言われても、頭の回転がそこそこなわけですので、 いきなりマイクに向かって話せといわれても、すぐに言葉につまって、えーっと、えーっと、と録音してしまうでしょう。 むしろ、自分でパソコンのワープロに向かって、ちょこっと書いては、読み直し、 論理が整然となるようにカットアンドペーストしたり、加筆したり、というほうが丁度あっています。

秘書を雇えない事もない、おかげ様でそのような地位になりましたが、 やはり私はどうしてもディクタホンを使わなければならない程、物書きに追われているわけでなし、 また、マイクに向かった瞬間に言うべきことが全て頭の中に理路整然と収められているわけでなし、無用です。 本当に私のボスは頭の中に文章がぎっしりつまっていて、書き物に追われていたのでした。

事実、留学した大学ではボス以外にディクタホンを使用している人は見かけませんでした。 がしかし、先程みたDictaphone Corporationのホームページによれば、 病院、オフィスなど、医療の現場に既に広く浸透しているようでして、例えば放射線科医が所見を口述し、 それが音性ファイルになり、電子メールで送付される機能などが紹介されていました。

ところでいまや世界企業のディクタホンですが、東洋の拠点は香港とオーストラリアでした。 http://hk.dictionary.yahoo.com/というヤフー中国語辞典がありましたので、早速dictaphoneを検索、ありました、録音電話機、口述電話機でした。 日本語の電話とは全く意味が違うという事が判ります。マイクロソフトの香港ウエブサイトがありましたので、早速検索19件ヒット、日本並でした。 シンガポールなども同じでした。どうにもアジアには浸透してきていない、アメリカ発の異文化そのものという事が、よくわかりました。

それでも、私が留学した二昔前に存在した会社がますます隆盛を極め、ワールドエンタープライズとなっている点は dictaphone は立派な機械です。 日本人としては随分早くに先駆的なものをつぶさに拝見してきた気がします。

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