大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

財政のアクセント

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私:昨日の7時のNHKニュースのお話だが、政治部記者というおかたが、ざ\いせい、と発音しておられてびっくり、正しくは、ざいせい、つまり平板のアクセントでしょう。
君:そりゃそうよ。ははあ、わかったわ、天下のNHKの政治部記者さん、つまりはエリート中のエリートさんがどうしてアクセントをお間違えになるのか、興味が湧いたのね。
私:意外と簡単な理由からだ、という事が分かった。財政が複合名詞の後項名詞の場合は、ザイセイ、の部分は頭高になる。つまりはアクセント核は「ザ」。これに釣られてだろうね。
君:具体例としては?
私:赤字財政、均衡財政、健全財政、地方財政、放漫財政。全てにおいてアクセント核は、ザ。
君:なるほど、このような複合名詞をいつも話していると、ついうっかりと、財政、単独の場合にもうっかりと頭高になりかねない、という理屈ね。
私:でも財政が前項名詞の場合は全て平板で後項名詞に繋がるんだよ。財政家、財政学、財政投融資、等々。
君:なるほど。
私:債券の場合は単独でも複合名詞の後項部分でも共に頭高。
君:なるほどややこしいわね。
私:ひとつひとつ覚えるしかない。規則なんてないよ。
君:ほんとうにいやだわね。新米の政治部記者さんだったのね。ほほほ

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