表題は仰々しいのですが、難しい話ではありません。
私のアクセントがアクセント辞典にあるのと異なっているので、
佐七がパニックになってしまったお話です。
さて、起伏動詞とは、最後がさがるアクセントの動詞という事です。
早い話が、動詞・さがる○▼○。飛騨方言では○●●とは決していいませんね。
これに対するのが平板動詞でしょう。例えば、歌う○●●。
絶対に、歌う○▼○、とは言いませんね。
そしてア行動詞とは、う、で終わる動詞です。
だからア行起伏動詞とは、例えば、におう○▼○、習う○▼○。
一方、ア行平板動詞とは、例えば、歌う○●●、しまう○●●。
更には、転成名詞とは動詞連用形を体言として用いる事、つまりは、におい、等です。
以上が表題の説明です。
飛騨方言及び共通語においてはア行以外の起伏動詞の転成名詞は平板型になる、
言い換えればあがりっぱなし、これはどなたも異論がないでしょう。
例えば、泳ぎ○●●、もよおし○●●●、旅たち○●●●、等ですね。
そして本題ですが、共通語においてはア行起伏動詞の転成名詞は、
実は世に二重母音の拍とアクセントの関係という規則があって、
つまり、連用形を用いて名詞となってもやはりアクセントは
起伏型になるそうです。
いやあ、これには驚きました。わたくし何十年も人間をしていますが、
確かにそう、NHKのアナウンサーはそのように発音されますが、
私自身はア行以外の起伏動詞の転成名詞と同じく、ついつい平板型で
発音してしまいますね。
ア行動詞ではないものの転成名詞が二重母音になるものについても
NHKと佐七に明らかな差がありました。
動詞 転成名詞 NHK 佐七
習う ならい ○▼○ ○●●
匂う におい ○▼○ ○●●
考える かんがえ ○●▼○ ○●●●
アクセントといっても微妙な事ですから、
つまりは、ぼうっとNHKニュースを聞いているだけでは
何も気付かないでいる、という事なのですよね。
でも、私はもう違います。興味が出てまいりましたので、
今後は注意深く人のアクセントを聞きましょう。
ところで私がアクセントをNHKに合わせて
矯正しようかと思っているか、との皆様のご質問が
ありそうですね。
私には全くその気持ちはありません。
私は私のアクセントで行きます。
皆様の○▼○○○、お考えは○●●●●●?