大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

あいまち、あいまちせる

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あいまちですが、あやまち、が訛った言葉です。これはイ音便というのでしょうか。 原義のあやまち、から意味がいろいろ派生しておりますが、怪我の意味で使用されることが多いと思います。 大怪我のことをおおあいまち、ともいいます。あやまちとは、まちがった事、まちがった行為という意味にも なりますので、勿論、このような意味でも用います。また飛騨方言では、〜する、の終助詞が、〜せる、となりますので、共通語・あやまつに相当する動詞は、あいまちせる、 となります。例えば、、
だれやたってひとつゃふたつぁあ、あいまちせるさ。特に若いどきゃあなあ。 あいまちして改めざる、これあいまちなり、やさ。 また、あいまちせまいと思っても、案外、してまうもんやさ。

誰でも一つや二つき過ちを犯すでしょう。特に若い時はね。 過ちて改めざる、これ過ち也、ですね。 また、あやまたないでおこうと思っても、案外、してしまうものです。

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