大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

きんのう・きんの・きんにょ飛騨方言

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きのう(昨日)の事を飛騨方言では、きんのう、きんの、きんにょ、等々と 話しますが、一種の訛りでしょう。 古語には、きのふ(昨日)、があり、 古くは万葉集にある言葉のようです(万8 1427)。 また、きのふ(昨日)の語源は語源由来辞典様に よりますと、すきのひ(過日)、さきのひ(先日)、きすのひ(昨日日)、あたりらしいとの由。

方言史を紐解くと畢竟、撥音便は関西の発明、促音便は坂東方言の特徴ですから 大阪方言+きんの、でネット検索しますと相当数ヒットし、東京語+きんの、では ガクンと減るようです。名古屋方言、三河方言、遠州方言としての情報発信も かなりになりますで東西境界線としては明らかに静岡県は西側に なるのではないでしょうか。 飛騨含め岐阜県全域および愛知県は当然ながら大阪方言・きんのう圏 に含まれるという結論になりまんねん。ほな。

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