大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

さこ

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名詞で、水の無い谷の事を指します。山の地形を示す言葉のひとつです。 水がある、つまりは川が流れていれば、谷といいますが、小さな地形では普段は水が 流れていない、くぼんで折れ曲がっている、その折れ曲がりの線上を言うのです。 逆に折れ曲がってとんがっているところは尾根です。

大雨の時には、さこににわかに川、滝ができる事もありましょうが、普段は枯れた 状態の谷を指し示す場合ですが、現実的には私有地の隣地境界を決める場合に 用いられることばです。例えば右隣の山田さんの山とは尾根境であるし、また左隣の 佐藤さんとはさこ境であるなどと用います。また隣地境界が谷境であることも 多いと思います。

山崩れなどがありますと、この尾根境、さこ境などの隣地境界が不明と なってしまいますので困った事になります。

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