名詞で、水の無い谷の事を指します。山の地形を示す言葉のひとつです。
水がある、つまりは川が流れていれば、谷といいますが、小さな地形では普段は水が
流れていない、くぼんで折れ曲がっている、その折れ曲がりの線上を言うのです。
逆に折れ曲がってとんがっているところは尾根です。
大雨の時には、さこににわかに川、滝ができる事もありましょうが、普段は枯れた
状態の谷を指し示す場合ですが、現実的には私有地の隣地境界を決める場合に
用いられることばです。例えば右隣の山田さんの山とは尾根境であるし、また左隣の
佐藤さんとはさこ境であるなどと用います。また隣地境界が谷境であることも
多いと思います。
山崩れなどがありますと、この尾根境、さこ境などの隣地境界が不明と
なってしまいますので困った事になります。
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