大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

しんびょう・飛騨方言

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飛騨俚諺・しんびょうですが、物静かな、神妙な状態 という意味の名詞です。おそらくは神妙が訛ったことばでしょう。従って飛騨方言では、神妙な、という意味で、しんびょうな、と言いますし、神妙にする、という意味で、しんびょうにせる、と言います。飛騨方言ではサ変・する、は、せる、という動詞になります。

例えばお寺さんがおみえになってお経をあげてくださる時あるいは朝礼で校長先生のお話を聞く時は、子供とて "しんびょうに"していないといけません。

反対語として、とてもせわしい事を飛騨方言では、どぜわしい、といいます。とてもせわしくする、は飛騨方言では、どぜわしゅうする、です。

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