飛騨方言・つくねる、ですが、乱雑に積み重ねるという意味で用います。古語に由来することばです。
語感としては、飛騨方言・つくねる、は物をキチンと積み上げた場合には用いないでしょう、
むしろ何でもかんでもポイポイと積み上げ、とりあえずは一塊にしておく、という意味で用います。
(例文ですが、梅雨時やで、洗濯物つくねとっては、だしかん(=洗濯物を積み上げてはだめだ)。)
つくねる、は国語辞典にあり、手でこねって作る、こねる、また意味が転じて乱雑に積み重ねる意、と説明があります。
また、つくねる、つくぬ、は古語辞典にもあり(他動ナ下一)、合わせて一つにする、と説明があります。
意味としてては、バラバラであったものをこねた結果、ひとつの形態にまとめあげる、という事です。
ところで、飛騨方言他動詞・つくねる、に対して、飛騨方言自動詞・つくなる(=乱雑に積み重なる)、ということばがありますが、
つくなる、は国語辞典にも、古語辞典にもありません。俚言動詞でしょう。
また、大胆に推察するならば、飛騨方言自動詞・つくなる、は、他動詞・つくねる、を材料として
日本語文法を元に、飛騨で発明された動詞という事になります。
(例文ですが、梅雨時やで、洗濯物がつくなっとっては、だしかん(=洗濯物が積み上げられていてはだめだ)。)
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