★緑色の部分(北海道全体、福島をのぞく東北、関東全部、中部全部、中国の一部、四国の一部、九州北部)
が狭義のピッチアクセント地域です。大雑把に日本の北半分の地方です。
★ピンク色の部分(畿内全部、北陸、四国の一部)はピッチアクセントに更にトーンアクセントが
加わる地方です。
★赤色の部分(沖縄、鹿児島、九州西北)はトーンアクセントの地方です。
★福島、宮崎あたりが無アクセントの地方です。
(早田輝洋、音調のタイポロジー、大修館書店, 1999)
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この日本地図は大雑把に位置アクセントと語声調の概念を
とらえていただくために、極めて単純化した地図であり、
必ずしも原著に忠実ではありません。県単位の線引きは少しばかり
無理な作業かも知れません。
北海道・本州がピッチアクセントの地方であり、
沖縄から鹿児島までが明らかにトーン(=声調)アクセントのみの
地方です。従って、大陸の言葉、中国語のアクセント圏に実は
含まれましょう。そして畿内を中心とするピンク色のゾーン
はピッチアクセントとトーン(=声調)アクセントの両者が
混在する複雑なアクセント圏となっています。
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