佐七は地名、屋号、などは方言そのものだと思っていますので固有名詞についても、
むむっ、書かざるを得ません。
まずはひだ舟山スノーリゾート・アルコピアです。
ネット検索するとキーワードがアルコピアであれ、 Arkopia であれ、このスキー場情報以外になく、
所謂造語、つまりは地域の言葉、(高山市)久々野方言という事になります。
せっかくですからその意味のご説明をしましょう。
舟山スキー場はとにかく北アルプスの眺めが素晴らしく、
その全景が一望できる飛騨で唯一のスキー場といえましょう。
スキーはしなくとも北アルプスを眺めるだけでも足を運んだ価値があるというものでしょう。
またすぐ間近に御岳も見えます。
とすればひょっとして北アルプスだからアルコピアでしょうか。
答えは否、スペルが違うからです (Alps vs. Arkopia)。
佐七が思うに、アルコピアはおそらく箱舟(=ark,英)をもじった造語でしょうよ。
つまりは舟山を箱舟にかけたわけです。なあんだ。
ところがここで終われば月並みな議論で、面白くもなんともありません。
さて箱舟をもじったのであれば、なぜ故にアーコピアにしなかったのでしょう。
虹のアルチ(arch)という日本人は一人もいません。
皆が( うふふ )必ず虹のアーチといいます。
もう一点は、 -opia という接尾語です。
これもお察しのよい方はおっしゃるかも、理想郷・ユートピア(Utopia)をもじったのでしょう、と。
つまりはアルコピアは箱舟の理想郷という
意味にひっかけて命名された造語であろうというのが佐七の推論です。
ところがこれでもまだ月並みな議論なんですよ。
このくらいの少しはこみいった議論になっても気づく人は気づくだろうというわけです。
佐七の講釈は( うふふ )更に続きます。
若し箱舟の理想郷という英語を作ろうとしますと、
厳密には(学問的には) arkoutopia (アーコユートピア)でなくてはいけません。
ユートピア(Utopia)を分解してしまって -opia という接尾語だけを用いると
途端に理想郷という意味ではなくなります、当たり前の事ですけれど。
この英語の接尾語は実は(病気の)目を意味する言葉なのです。
例えば近視は myopia です。遠視は hyperopia です。つまりは -opia という語は
実はギリシャ語の ops (どうにもこうにも調節できない病気の)目という意味でした。
という事で、ギリシャ語好きの町医者の私の解釈は船酔いでくるくる回っている目
という掛け詞としか考えられないんですよ、
この Arkopia というスペルは。
あるいは、まさか箱舟があっちへふらふら、こっちへふらふら、
どうにもこうにも行き先が定まらないのか、
あるいはせっかく舟山の頂上にたどりついたのに、
ぐらぐらと今にもひっくり返りそうになっている状態
を示しているのでしょうか??!!
謎めいてはいますが実は凄い意味のようですね。
答えは眼科の先生に聞いてください。
しゃみしゃっきり。
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