大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

なんか変な名前の飛騨のスキー場・チャオ御岳スノーリゾート

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私は実はイタリア語は勉強しておりませんで、うむ、 変なネット記事を書きますと思わぬ方からメールでお小言をいただくはめになるかも知れませんが。 さてチャオ御岳スノーリゾートがヒットします。 あれっここって確かその昔は鈴蘭高原スキー場っていいませんでしたっけ。 最近は飛騨各地のスキー場は少し気取ったカタカナ文字にするのが 流行というわけでしょうか。

チャオがイタリア語でこんにちは、というのはあるいは 相当数の日本人の方がご存知でしょう。 二十年程前、ニューヨークにいましたが、イタリアレストランで そこの歌い手さんが私ども若夫婦の当時三歳の愛娘を見て、 チャオチャオバンビーナ( こんにちは、お嬢ちゃん ) を熱唱してくださったのを思い出します。 なんとも早、粋なお計らいでした。

さてチャオ御岳ですからイタリアがテーマのスキー場と 銘打っているわけでしょう(スノーリゾートは英語かいな?)、 上記の公式サイトにどれ位イタリア語が出てくるか検証してみました。 まずは何と六百席の大レストラングランデ、 グランデ+イタリア語でネット検索しますとグランデはイタリア語で 大きい、という意味のようです。なるほど。

ついでレストランカリーノを調査しましたが、 カリーノ+イタリア語でネット検索しますと 男性に対するほめ言葉で可愛い、という意味だそうですな。 女性に対してはカリーナのようです。 女性はレストランカリーノに入室しないほうがいいのでしょうか。 また男性同士で可愛い、可愛い、というのも薄気味悪いですね。 フェミニスト佐七なら絶対にレストランカリーナと命名したのですが なんとも早、カリーノは不可解です。

ついでメニューですが、レストラングランデでは チャオ特製肉うどん、チャオオムライス、 チャオ洋風ミックスグリル定食、 チャオ中華風ミックスグリル定食、・・以下略、 これらは果たしてイタリア料理というのでしょうか。 またレストランカリーノですがパンのメニューがずらり、 内容はドイツ産、フランス産、ベルギー産、日本産と続くものの、、、 なんとイタリア産は無し。

スキー場の他の項目にもイタリア語はありません。 つまりチャオ御岳スノーリゾートに行っても、そこでイタリアに関係するのは ただイタリア語の( ひょっとしたらスパゲッティも無い )レストラン名だけのようです。 あるいはスキー場にはイタリア国旗が所狭しと飾ってあるのでしょうか。 無いでしょうね、おそらく( 上記の公式サイトにすら有りません )。 以上、まことにもって不可解な、イタリアらしくない飛騨方言固有名詞・チャオ御岳でした。

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