本日、たまたま表題の言葉がネット検索でみつかり、
地元の方にとってはあるいは既に聞きなれた言葉なのかも知れませんが、
長く故郷を離れていますと、いや知りませんでした。
この交響楽団の公式サイトといえば
飛騨高山ヴィルトーゾオーケストラ
でしょうか。
岐阜県が運営するサイト飛騨・世界生活文化センター (愛称:飛騨センター)
の一部分となっており、この交響楽団の公式サイトの管理者は岐阜県です。
今 One Look というサイトにアクセスし、
調べた結果がvirtuosoでした。
簡単に一言、名演奏家の意味です。
尚、OneLook.comは
"7,608,756 words in 1001 dictionaries indexed"
つまり一千以上の辞書を内包し、 760万語以上の単語について無償で情報提供しているようですから
当サイトが提供するおよそ3000語の飛騨方言・俚言がみすぼらしくみえます。
小生は音楽については素人ゆえ、音楽談義は省略させていただきます。
この交響楽団の名前のみを議論しましょう。
ヴィルトーゾ、というキーワードでネット検索しますと
日本全国の交響楽団の名前に用いられる言葉のようです。いや知りませんでした。
聞きなれない言葉であるというのはひとり佐七のみ、
音楽に造詣の深い方にとっては
愛さずにはいられない言葉なのであろうという事もうかがい知る事が出来ます。
(ところで不肖佐七はクラシックギターが好きでマエストロ、セゴビアという言葉に魂が震えます。)
がしかしキーワード・ヴィルトーゾでヒットするサイトの多い事、しかも楽団名ずらり、つまりは一般名詞のようなのです。
道理で飛騨高山ヴィルトーゾオーケストラと記載せねばならぬ訳です。
私が情報発信したいと思った理由がいくつかありますが、順次説明しましょう。
まずは同公式サイトの表紙です。
Hida Takayama Virtuosi Orchestra と英語が書かれているだけ、あと何もなし。
日本人とてこの位の英語くらいは理解していただかねばこのサイトに入室してはなりませぬ、
という事でしょうか。
百歩譲ってそれはそれで良しとします。表紙を開くと、ヴィルトーゾの言葉が目に入ります。ネット検索すれば数十秒で
音楽の名手の意味で用いられるイタリア語の単数形である事がわかります。
がしかしその英語表記は複数形 Virtuosi 、つまりは名手達。
今、ヴァーチュオーシをキーワードにネット検索しますと、数百件ヒットします。
ただし小曽根真さんのCD情報が大半のようですが。
つまり、virtuoso, virtuosi の表記が問題なのです。
上記のOneLook.comを用いして発音も確認できますがvirtuoso: ヴァーチュオーゾ○○●○(単数)、
virtuosi: ヴァーチュオーシ○○●○(複数)と表記、発音するのが無難でしょうね。
また実はキーワード・ヴァーチュオーゾでも相当数のネット情報がヒットします。
その数はヴィルトーゾの約十倍、あるいは前者のみが日本語として認知された言葉
かと思いつめる必要もないのでしょうが。
最後が本稿における問題提起の核心ですが( i.e., the last, but not the least)、市民に愛されるべきこの交響楽団
の名前は公募で決まったのでしょうか。
あるいはどなたかが一存で自信を持ってお決めになったのでしょうか。
ともあれヴィルトーゾ様の発展を陰ながら応援申し上げます。
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