大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

しとちがい

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この言葉ですが、土田吉左衛門著・飛騨のことば、に記載があった 傑作な言葉です。死語となっているのでしょうね。 筆者は聞いた事がありません。

どなたもひらめきましょう、飛騨方言では、人違い、が訛って、しとちがい、になるのかと。 実は答えは、ひとつがい、です。 意味は、ひとつの番・つがい、という事ですね。 もっとも、ただ単に、つがい、と言えばよいようにも思います。 ただし英語では a pair of と言うのですから、 似ていますね。 人以外の雌雄の別のある生物一般、あるいは対となった物 などを数える単位という事です。

とにかく、とんだ音韻変化が飛騨方言にはあったものでした。 つがいがいくつもある場合は、ふたちがい、みちがい、よちがい、 いつちがい、むちがい、等々の言葉があったのでしょうね。

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