大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

きざわし・飛騨方言

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久々野町の郷土史にある方言紹介で、甘柿を、きざわし。 うーん、なるほど意味はピーインと来ますね。 実は私は甘柿という言葉しか使わず、きざわし、などとかつては言われた事に 感慨を覚えます。

気ぜわしい、の派生語でしょうね。 気がせわ(忙)しい事を気ぜわしいと言うのですから、 柿の木がせわ(忙)しい事を、きざわし、と言うのですね。 晩秋に柿の木は葉を落とし、枝もたわわによくもまあこんなに沢山の 実がなるものだ、と皆さんは感心しませんか。 実にせわしい木です。

ついでですが、柿の語源は諸説あり、最有力説は、 赤木だそうです。 つまりは真っ赤に実がせわしくついている木、あかき、が、かき、になったようです。

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