佐七の炎の飛騨方言リンクにもご紹介していますが、
【PANCH 】の【パンチ】わかりましゅか、
【 ばば と 近所のおばちゃん 】との会話風、ですが、
良く書けていて感心させられます。
芸術は模倣也、ジェンダーを変えて
翻訳してみました。
知り合いのおじいちゃん同士の会話風、
道端で偶然に会った時バージョンです。
気が付く方は気が付きましょう。
女性が男性方を示す場合は男衆を用い(所謂敬語、女房言葉)、
男性が男性方を示す場合は男ども(対等格)、となりましょう。
但し、男性が尊敬すべき男性方を示す場合は尊敬語で、
例えば議員衆、先生衆などとなりましょうね。
また、この場合に男どもは謙譲語です。
男尊女卑の国の飛騨ですから、女性が男性方を示す場合に
男ども、を用いる場合は侮蔑的な意味になりましょう。
『 これ、まめながよ(=元気かい) 』
【 あれ こ〜わいさぁ 誰かとおもや
わりがよ(=あなたですが)! 】
『 ご無沙汰しとって かに(=堪忍)しょよ!』
【 おりこそ かに しょよ! 】
『 のくとうなったなぁ〜 』
【そうじゃなぁ〜 そやげど
あつなったり さぶなったり おかしたいな天気じゃなぁ〜 】
『 ほっと(=本当)やぞ! あれ、わりぃの飛騨柴のワン太郎くん
まめながよ?』
【 まめどこか、わるうて どもならんさ(=どうにもならんね)!】
『 あれ こぉわいさぁ! こりゃワン太郎君、
悪さしたら だしかんぞ(=だめだ)! 』
【 こないだもよ、 おりゃ だいどこで
夕飯やわっとるうちに 部屋中あくれる
(=悪ふざけをする)もんで まぁ〜だっしゃもない
(=ちらかった)もんじゃったさ 】
『 まめな証拠やながい(=じゃないか)!』
【 そうじゃさあ。はんちくたいし(=憎たらしいし)、
ごがわく(=業が沸く)けど 可愛いもんじゃなあ 】
『 そりゃあ、あんさま(=あなたのご長男さん)も
可愛いばっかじゃろう?』
【 いずま(=あぐら)かいとると すぐ入ってくさ。
おとこどもの膝はあんきなんじゃろなぁ 】
『 そやぞ・・・。 そしゃこれ、
また つらって(=連れ立って) 遊びに来てくれよ 』
【 ありがとよう。また よばれに来るで たのむぞ 】
『 ためらえよ(=慎重に生きてください、お体を大切に。) 』
【 わりもな(=あなたもね)。 そしゃ あばよ・・・】