今、仕事の合間にネットサーフィンしていて
Hiro さんの飛騨高山観光ナビ
がヒットしました。
サブメニューに 飛騨方言
のコーナーがあります。
わざわざ、こうやってブログにご紹介しますのも、
はんちゅくたい・・・腹が立つ、との記載に思わず感激したからです。
実は、はんちゅくたい、の言い回しは筆者は初めて聞く言葉です。
飛騨では図らずも、はんちくたい、以外の言い回しがあったのですね。
さて、はんちくたい、の語源は、と言えば、なからはんぢやくなり、という事でしょうね、
おそらく。
なまはんじゃくだ、という意味の形動ナリがその昔に
飛騨にはあったのでしょう、つまり、なまはんじゃくなり。
これがいつのまにやら形容詞になってしまったのでしょうが、
なまはんじゃくたい、と言っていた時代があったのではないでしょうか。
となれば、また時代がかわって、はんじゃくたい、と言っていた事
もあるのでしょう。
そして、はんちゃくたい・はんちゅくたい(上述)、を経て、
はんちくたい、という言葉が生まれたのでしょう。
つまりは、はんちゅくたい(上述)、は、はんちくたい、の古形かもしれません。
ただ単にチョッピリ訛っているという問題ではありません。
このようなわずかなネット情報であっても、私にとっては
宝石です。途端に飛騨方言の歴史を考えさせられるのです。
ところで、なまはんじゃくであるからくやしい、と言う事は
中途半端は嫌い、何事も完全主義の人がだらしのない人をみて
思わず出てくる言葉でしょう。
例えばガリ勉の点取り虫は百点とれんとはんちくたい、
スポ根の親子鷹は一位になれんとはんちくたい、
という事ですね。私の場合は何がなんでも語源がつきとめられないと、
(でも、ふふふ )はんちゅくたい。しゃみしゃっきり。
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