大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

Squecotheque's Workout!!

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ameba blog Squecotheque's Workout!! にありますが、 お笑いコンビ『流れ星』様の芸が披露されています。 文中にあります、微妙に訛る飛騨方言に赤面、の意味ですが、 さてどうでしょうか。一瞬の言葉、
・・別れ話のし方は、おれ、へたくそやからさあ、・・
ですが、いくら東京語を駆使しているつもりでも、 ついポロリとお国訛り・飛騨方言が出てしまうのですね。 東京語なら、へたくそだからさあ、でしょう。

指定の助動詞・だ/じゃ、には際立った東西対立があり、 飛騨方言は西方なのです。例えば、
東京 今日は晴れだ。
飛騨 今日は晴れじゃ。・・晴れや。
大阪 今日は晴れじゃ。・・晴れや。
それにしても、理由を示す接続助詞(順接確定)・で、を用いず、 東京風に、〜から、の言い回しを瞬時に使った点は お見事です。筆者ならば、ついあわてて、へたくそやでさあ、 と言ってしまう所ですね。

理由を示す接続助詞(順接確定)・で、 は名古屋方言に特徴的です。 不肖・佐七の地図コーナーもご参考までに。

つまりは、このように基本的な文法部分は、関西と名古屋の 影響を受けているのが飛騨方言なのです。 ところが、流れ星さんのアクセントは完全に東京式です。 実は飛騨方言の音韻は純東京式なのです。 関西方言の言い回しを東京のアクセントで機関銃のように しゃべりまくると飛騨方言らしくなります。

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