飛騨牛(ひだぎゅう)の定義、及びこの地域ブランド名の推進団体については各自お調べになってください。
またグルメ談のみご興味があり、言語・飛騨牛に興味の無い方も、そしゃな( So long ! )!
ブランドマントラを考える場合、むしろ上記のような前知識が無いほうが
よい場合もありましょう。ここには敢えて記載しません。
さて早速にマントラ・飛騨牛、の検証ですが、
まずは短い言葉で、パッと覚えやすい言葉、意味もすぐわかる言葉には
違いありませんので第一関門はクリアでしょう。子音はHDGYで、濁音が
二個もあるのが響きの特徴ですが、快活、元気、活発、陽気、等々陽性の
イメージが涌きます。まさに焼肉のイメージですから
つまりは地域ブランドとしては高級ステーキ
として売り込む以外に無いのでしょう。もう一点のポイントですが、
飛騨牛の"ひ"は、火をイメージさせ、やはりステーキのはまり言葉という事ですね。
いよっ座布団一枚。
いい易さはどうでしょう。
私は実は、音感はHD・GYではなく、H・DGY、と考えたいのです。
かなり言いやすい言葉ではないかと思います。そうだぎゃあ。
今夜は名古屋の栄の素敵なステーキ専門店でひだぎゅうだぎゃあ、いよっ座布団二枚。
文字としてイメージはどうでしょう。飛騨という漢字が画数が多いのがまた何とも早、
エレガントなのですね。"ひだ牛"、"飛だ牛"、"ひ騨牛"、の三者とも完全にアウトです。
やはりここはきっちりと漢字で決めておきましょう。
ファミリーレストランならいざ知らず高級ステーキレストランならば、
なまじ当用漢字、ましてや小学校低学年の子供がさらっと書ける文字
でないほうがいいのです。
ですから画数が多いほうがプラスのイメージになるはずです。
文字イメージに問題点が無いわけではありません。馬偏なのに牛肉、という事ですね。
また飛ぶという漢字は野を駆ける駒のイメージにピッタリですが
鈍牛のイメージとは明らかに外れています。
でも、飛騨という颯爽(さっそう)としたイメージと牛という長閑(のどか)な
イメージのコンビというも、これは面白い、という効果かも知れません。
お客さんの前でシェフが颯爽とパフォーマンスをご披露する鉄板焼きに
ピッタリのイメージじゃありませんか。
ものは思いよう、いよっ座布団三枚。
以上の通りです。飛騨方言のたった一人の普及協会の判定ですが、マントラ・飛騨牛、十二分に合格です。
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