私は生まれも育ちも飛騨ですから小さい時に飛騨牛を食べた
思い出も何も無く、
若し飛騨牛を毎日食べていたら、
それは返って不幸せな事もあるのでは、
などと思ってしまいますが、
旅行者の方の飛騨牛に対する思い入れというのは
尋常ではありませんね。
ここ数十年の間に急速に出来上がった飛騨牛神話、というわけです。
高山に旅行するのだったら絶対に飛騨牛を食べて帰りたい、
旅行客の方々の百人が百人とも思っていらっしゃるのでは
ないでしょうか。
ですから入れ歯で高山にいらっしゃった方には飛騨牛のタルタルステーキが
お勧めでしょう。今ネット検索したらやはり何軒か市内に
ありました。お暇な方は続きの検索をどうぞ。
せんだってはちょいと高山に寄る事がありました。
折角だから飛騨牛ステーキでも食べていくかと夫婦の話が
決まって、ある店へ寄ったら超満員。
一時間待ちです。
やめとこう、うどんでも食べるか、の提案に聞く耳持たぬ家内は、
そうだわJR高山駅にいきましょう、と。
駅に着くや否や家内のみが観光案内所に直行、あった・あったわよ、
と飛騨牛マップを振って戻る家内はいつもながらの食欲の権化です。
確かに役立つ情報でした。市内のお店がずらり、
それにしても飛騨牛ステーキってのは実に手堅い商売のようですね。
恐れ入りました。
マップにあるあちこちの店の電話にかけまくると
一軒のみ二名様の空きあり、場所も近い。
やはり飛騨の高山では真昼間から飛騨牛のステーキの食事に
なってしまったのでした。
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