大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 心理学

声の自信なさ

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私:私が飛騨方言を話さない理由としては話下手、声の通りが良くない、などがあるだろうね。
君:朗読が好きじゃないのね。
私:ああ、専ら黙読だ。しかも斜め読み。ものを書いたり読んだりは大好きだが、人前で話すのはあまり好きじゃないな。長い人生なので講演会の演者だった事もあるが、今はお断りしている。記事の依頼があれば勿論、喜んで書く。
君:でも内輪のお喋りは好きなんでしょ。
私:家族でのお喋りが絶えた事は無いね。職場でも。但し人前で話すのは勘弁してくれ。
君:取り留めのない話ね。要は言いたい事があるのでしょ。
私:はい、飛騨方言のユーチューバだけは勘弁してください。話してなんぼ、聞いてなんぼの方言学なので大切な情報発信形式である事はわかっているのだけれど。発信者はアナウンサー、声優、国語学の専門家が多いね。職業柄、当然というか、言葉には自身がおありなのだろうね。飛騨の民話の語り部ユーチューバも多い。
君:あなたが毎日のように喜んでやっている事があるわよ。文字による情報発信。これも理由がありそうね。
私:勿論。一言で言うと社会との関わり。人間は孤独な存在だが、孤独を噛み締めながら生きていくのは精神衛生上、よろしくない。全国に読者の皆様がいらっしゃる、という実感が書く勇気を与えてくれる。僕なりの処世術。
君:若しかして、特定の人に読んでもらいたい、なんて思っていらっしゃらないかしら。
私:無いと言えば嘘になる。テーマは飛騨方言なので岐阜県の国語の教員の先生方、特に飛騨出身のお方に是非とも呼んでいただきたい。僕の知識がデコボコなのはよくわかっているので、お教えいただきたいという気持ち。これに関連して昨年の事だが、ある大学生と知り合いになれた。金沢大学文学部の四年生。卒論を方言学とお決めになってネット検索なさった所、当サイトが目に留まり、メールで連絡くださった。当サイト内容はわかり易くて面白いとのご評価をいただいた。無事にご卒業、今はNHK岐阜にお勤めだ。今後のご活躍が楽しみ。世の中ってこんな事もあるんだよ。
君:ほほほ、飛騨方言がとりもつ友情。それは良かったわね。

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