いまの生活に必要な言語は共通語で十分、
まずはどなたとお話しするにもキチンと共通語でお話しするのが
エチケットであろうし、あるいは同郷人同士でも交わす言葉は
共通語ばかり、という事はありましょう。
まあ郷里に帰った場合は飛騨方言で話に花が咲きますが、
当サイトで紹介しています方言・俚言も実はあまり話されていない死語に
近いものもありましょう。
同郷人にすらキチンと共通語で敬語を使って話したほうが
こちらの誠意が伝わり、なまじ飛騨方言が邪魔になる事が
あるかも知れません。つまりはビジネスの世界、学術の世界、
教育の世界、等々、要はすこし堅い世界では飛騨方言は禁句
といえましょう。なまじ飛騨方言を話してしまっては、
いやに馴れ馴れしすぎる態度であるとか、不真面目であるとか、
折り目正しくないとか、話し方に緊張感が足りないとか、
マイナスの心理効果が時にはありますね。
つまりは飛騨方言を同郷人に話す時すらTPO、
相手がどこの出身か解らない方には共通語で話すに限ります。
無難です。
でもどうでしょう、本気でオレは怒ったぞという場合、
口喧嘩で相手を圧倒したい時は飛騨方言に限ります。
普段は共通語の佐七がとうとう飛騨方言で怒り始めた、
本気で怒ってるんだ、という威嚇効果はあるでしょうね。
外国人相手の場合は日本語でまくし立ててください。
つたない英語で相手をやり込めようと思ってはいけません、うふふ。
とにかく早口で日本語をまくし立てるのです。
そうすればどこの国の人間に対しても
オレは怒ったぞという気持ちだけはよく伝わるはずです。
相手に意味を理解させる必要などありません。
そういう意味では飛騨方言はけっこうな武器になるかもしれない。、
ちょっぴり未練はありますね、やはり完全に忘れてはいけないな。
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