のま▼○という飛騨方言があります。なだれの事です。
▼○はアクセントが一拍目という意味です。俚諺なのでしょう。
あるいはなだれというのは、ある意味では人が雪にのまれる事をいいますので、
これが語源かも知れません。がしかし、動詞・のまれる、のアクセントは○●▼○です。
共通語と同じです。飛騨方言でも確かに、動詞・飲む、のアクセントは▼○です。
ここに生ずる疑問は、ならば動詞・飲む▼○が語源なら、なぜ、なだれの事を、のみ▼○
と言わないのかという事です。ですから、飲む▼○、は、のま▼○の語源ではないのでしょう。
ところで以上が前置きで、実は英語にノマという言葉があるのです。しかも発音もノマ▼○です。
スペルは noma です。当記事をご覧の方、つまりはインターネットの環境の方は
たちどころに noma の意味が検索できます。
グーグルにアクセスし、キーワードを noma と入力してはだめ、不要な情報にパニックするだけです。
キーワードに define noma と入力するのです。そうしますと noma の定義情報がヒットします。
と言う事で
A severe, often gangrenous inflammation of the mouth or genitals, occurring usually
after an infectious disease and found most often in children in poor hygienic or malnourished condition;
Gangrenous Stomatitis. [Heritage]. A spreading invasive gangrene chiefly of the lining of the cheek
and lips that is usually fatal and occurs most often in persons severely debilitated by
disease or profound nutritional deficiency ―see Cancrum Oris. [Merriam]
のごとく American Heritage / Merriam Webster がヒットしました。子供の病気の一種です。
飛騨方言のま▼○とは発音が同じだけで別の意味でした。
当たり前と言えば当たり前でしょうか。
中学の英語の先生が walk というのは日本語で alk という意味だから、と教えてくださって以来、
筆者はつい英語との関連性を考えてしまうのですが。
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